Googleの人工知能が囲碁のプロ棋士に勝利した。
AIがゲームを攻略したというと、IBM Watsonが2011年に米国の人気クイズ番組「ジェパディ!」で、人間との対戦デモが行われ、Watsonが勝利したことが記憶に新しい。
コンピューターがゲームを攻略することは以前からチャレンジされており、1952年に三目並べを、1994年にチェッカーを攻略し、1996年にオセロの世界チャンピオンに勝利している。しかし、囲碁の攻略は複雑で困難を極めており、長年アマチュアレベル以上に進化しなかったという。
そして今回Googleは、これまでのAIの方式では囲碁に通用しないため、「AlphaGO」という新しいシステムを開発しプロ棋士に勝利した。。
・詳しい説明はこちら:AlphaGo マシンラーニングで囲碁を
今後、AlphaGo は、過去 10 年間に渡り囲碁界の頂点に君臨している イ・セドル氏との対局に臨む。同対局は今年 3 月ソウルで開催予定だ。
Googleは、「この結果の最も重要なことは、AlphaGo が人間の手によって作られたルールに基づいた『エキスパートシステム』ではなく、普遍的な機械学習技術を使って、囲碁を自らマスターした、という点です。」と述べており、今後、汎用性のこの技術を気候モデリングや、疾病分析などの現実社会の課題解決に応用していきたいとコメントしている。
【関連リンク】
・機械学習とディープラーニングとは その1
・機械学習とディープラーニングとは その2
・Google過去ニュース一覧
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。