Hmcommと安川電機、音でコミュニケーションできる産業用ソリューションの開発に向けて連携開始

製造業の生産プラント現場では様々な機械が稼働している。配管、モーター系、エンジン系、輸送系などその種類は多岐にわたり、長らく日本のインフラを支えている。各々にはセンシング機能が備わっており、豊富な制御技術・ノウハウを駆使した常時最適化が図られているが、中には設置時期が古いものが散在し、陳腐化による安全面への懸念が指摘されているのが現状である。

Hmcomm株式会社が第三者割当増資により新株式を発行し株式会社安川電機がその株式を引き受け、音でコミュニケーションできる産業用ソリューションの開発に向けて連携を開始した。

Hmcommの独自技術により音声データ活用の場を幅広く提供するオープン・プラットフォーム・ソフトウェアと、安川電機のモーションコントロール、ドライブ、ロボット等のメカトロニクス製品のハードウェア開発技術を連携し、音でコミュニケーションできる産業用ソリューションの開発検討を通じ、一般産業領域における産業用機器の価値を高めていくことに取り組む。

同開発の狙いとして、以下が挙げられる。

  • 工場内の「異音検知」と作業員の導線データの解析による生産性向上
  • 各種機器の異音検査自動化による業務効率化、安全性向上
  • 非線形超音波計測(※)による品質検査への活用
  • 産業機器の音声HMI(Human Machine Interface)最適化
  • 音声による非熟練者向けのノウハウ伝承

同開発によって、既存のセンシング機構に加え「異音の自動検知」という新たな技術との融合により現状の課題を低コストで解決し、多くの製造業の生産現場において、故障予知、見逃し防止などのニーズに対し効果を発揮し、結果として生産性向上につながることが期待されている。

※ 超音波を用いた非破壊検査の一種のこと。固体中の微視空隙、微視剥離および微視き裂などを透過することにより非線形応答を抽出し、波形のひずみを測定するものである。

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