TOP >
ニュース > NEC、建設キャリアアップシステムと連携した「建設現場顔認証入退管理サービス」を提供開始
昨今、建設業界では、高齢化などを理由に2015年に320万人いた技能労働者が2025年には210万人まで減少すると推定されており、労働力不足が大きな課題となっている。こうした中、建設業界の環境整備を目的として、官民一体となり技能者の資格や社会保険加入状況、現場の就業履歴等を業界横断的に登録・蓄積する建設キャリアアップシステムの運用が開始され、技能や経験が適正に評価される環境に向けた改善が進められている。
日本電気株式会社は、建設キャリアアップシステムとのデータ連携が可能な「建設現場顔認証入退管理サービス」の提供を開始した。同サービスは、スマートデバイスを活用し、作業員の現場入退時に顔認証を行うと同時にGPS位置情報を取得することで、誰が、いつ、どこで入退場を行ったかを正確に把握するとともに、現場監督者が行う各種報告書作成を支援するものである。
これにより、従来、現場監督者が人手で行っていた人数確認や報告書作成などの出面管理業務の負荷軽減を実現するとともに、外国人労働者を含めた作業員の資格情報が確認できる。ほか、同サービスの主な特長は以下の通り。
- 出面管理業務の負荷を軽減
出面管理業務において、管理画面から現在現場に入場している作業員の一覧を確認できるとともに、作業員の資格を含む属性情報の確認もできる。また、入退場データは個人別や会社別で集計されCSV出力できるため、そのデータを用いて自社の報告書への転記や協力会社から提出される報告書類のチェック作業に活用可能である。
- 入退登録するための新たな設備が不要
同サービスはクラウドサービスのため、タブレットやスマートフォンにアプリケーションをインストールし設定するだけで利用できる。このため、カードリーダー等入退登録するための新たな端末を準備することなく、現場開設と同時に入退管理を始めることができる。
- 建設キャリアアップシステムとのデータ連携を実現
作業員の所属会社や、資格情報などを建設キャリアアップシステムと連携し取得することで、現場での作業員情報を簡単に登録できる。また、現場で記録した入退場データを就業履歴として建設キャリアアップシステムに登録可能である。
なお、同サービスの提供価格は30円/日(1現場で作業員1人が入退場した場合)で、今後3年間で1万現場での販売を目指す。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
生成AI活用ガイド
RAG技術で生産性を向上させるGoogleのAI「NotebookLM」とは?活用法や企業での活用事例も紹介
生成AIで無駄な会議をなくす?議事録にAI活用し「生産的な議論と問題解決の場」へと変革するヒントを紹介
最新の「Copilot」は何ができるのか?Microsoft AI Tour Tokyoで語られた活用方法
NVIDIA、新プラットフォーム「COSMOS」を発表、物理AIの時代における日本の存在価値 ーCES2025レポート2
【無料】デジタルでつながるビジネスの未来|10/18東京、11/14大阪|UCHIDAビジネスITフェア2024|セミナー&展示会
業務で活用されればされるほど企業の差別化要素となるAI実現へ向けた挑戦 ― 砂金氏インタビュー
PwCコンサルティングが「生成AIに関する実態調査2024」を発表、効果を実感している企業の特徴とは
ASUS、AI PC向けソリューション搭載PCを発表 ーCOMPUTEX2024レポート2
NVIDIAが台湾コンピュータ産業を牽引するか ーCOMPUTEX2024レポート1