TOP >
製造業 > デジタルの糸が紡ぐ、スマートファクトリーの未来 ーPTC LIVEWORX2019レポート1
IoTでOEEは向上するのか
OEEの状況を可視化
OEEとは、Overall Equipment Effectivenessの略で、「設備総合効率」のことだ。
工場へのIoT導入によって期待される価値としては、生産性の改善と品質の工場であることは言うまでもない。
特に生産機械の想定外の停止は、OEEの低下をもたらす。IoTによって現場のデータを取得、可視化することで、原因を探り、予知保全にも結びつけると言う考え方は、国内のスマートファクトリーにおいても一定の理解が得られたことだと言える。
ところで、データが取れたとしても世界に拠点を持つような製造企業の場合、担当者が必ずしも現地に行けない場合があるわけだが、こういった現地の作業者への的確な指示や、現場の様子をみて遠隔から作業指示をする場合にもARは活躍するのだという。
また、VRの技術を使えば、時間を戻して過去の状態を見ることも可能になる。
しかし、実際は既存工場のデータが全て取れるわけではない。そこで、360度カメラを使って工場の状態を再現するソリューションとして、「MATTERPORT」社と提携したと言う発表がされた。
MATTERPORT社の3Dカメラのための画像合成プラットフォーム、PTCとしても販売していくということだ
MATTERPORTのソリューションは、もともと不動産業で使われていた3D空間を認識して、その図面を点群で表示するソリューションだ。これを使うことで施設内のVRツアーすら自在に行うことができる。
次ページ「デジタル・スレッドの生み出す未来」
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
生成AI活用ガイド
RAG技術で生産性を向上させるGoogleのAI「NotebookLM」とは?活用法や企業での活用事例も紹介
生成AIで無駄な会議をなくす?議事録にAI活用し「生産的な議論と問題解決の場」へと変革するヒントを紹介
最新の「Copilot」は何ができるのか?Microsoft AI Tour Tokyoで語られた活用方法
NVIDIA、新プラットフォーム「COSMOS」を発表、物理AIの時代における日本の存在価値 ーCES2025レポート2
【無料】デジタルでつながるビジネスの未来|10/18東京、11/14大阪|UCHIDAビジネスITフェア2024|セミナー&展示会
業務で活用されればされるほど企業の差別化要素となるAI実現へ向けた挑戦 ― 砂金氏インタビュー
PwCコンサルティングが「生成AIに関する実態調査2024」を発表、効果を実感している企業の特徴とは
ASUS、AI PC向けソリューション搭載PCを発表 ーCOMPUTEX2024レポート2
NVIDIAが台湾コンピュータ産業を牽引するか ーCOMPUTEX2024レポート1