コージェントラボとJBAT、AI OCR技術を活用した紙業務のデジタルトランスフォーメーションで協業

近年、企業において働き方改革が注目を浴び、RPAなどのITを活用した業務改善が進む一方で、紙がボトルネックとなって業務全体のデジタル化が思うように進まなかったり、業務改善のための個別開発が必要で多大なコストと時間がかかるためにデジタル化に躊躇する企業も見受けられる。

株式会社Cogent Labs(以下、コージェントラボ)とJBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)は、AI OCR技術を活用した紙業務のデジタルトランスフォーメーションに共同で取り組み、企業の紙業務削減に貢献することを発表した。

同協業では、コージェントラボが提供するAI OCRサービス「Tegaki」と、JBATが提供するクラウド等の多様な環境でのデータ連携を可能にするサービス「Qanat Universe」を活用して手書きで書かれた伝票をデータ化し、様々な業務システムへ連携する。これにより、無駄な二重入力や確認作業を省き業務効率のアップやペーパーレス化を実現する。

さらに、ソニービジネスソリューション株式会社、サイボウズ株式会社、コクヨ株式会社とのクラウドサービスやハードウェアと連携することにより、利用者はこれまで同様に文字を手書きするだけで、一連の業務がデジタルで連携処理できるようになり、業務時間の短縮および働き場所を選ばないことで、企業のデジタルトランスフォーメーションに貢献する。

システム利用例としては、まずソニービジネスソリューション提供の「デジタルペーパー」で手書きしたレンタル申込書をQanat Universeが画像データとして取り込む。そしてこれをTegakiでテキストデータに変換し、サイボウズ提供の配送/請求システムとして利用できる改善プラットフォーム「kintone」に取り込み、取り込んだデータをコクヨ提供の帳票データの配信基盤「@Tovas」とつなげる。

これにより、電子請求書として取引先/利用者に送信することが可能となる。この仕組みを活用することにより、申込業務だけでなく修理受付の電子化やイベントのアンケートのデジタル化といった、幅広い業務での活用が見込めるという。

取り組みの一例として、2019年2月から九州地区で病院のリネンサプライレンタルを展開する株式会社カクイックスの申込業務に手書き入力システムを試験導入しており、今後改善・検証を経て、各病院に順次展開する予定である。

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