「新たな顧客接点」としてのラストワンマイルへの取り組み―SORACOM Discovery 2019レポート4、ダイハツ・日本郵便・電通登壇

ラストワンマイルに関するディスカッション

パネリスト三社の発表に続き、講演後半ではモデレーターの小島英揮氏が議題を振りながらのディスカッションが開かれた。その中でも特に印象的なやり取りを紹介する。

ラストワンマイルのイメージをどう共有するか

1つ目の議題は「企業内で、ラストワンマイルのイメージをどう共有し、利害調整しているか」。

「新たな顧客接点」としてのラストワンマイルへの取り組み―SORACOM Discovery 2019レポート4、ダイハツ・日本郵便・電通登壇
ディスカッションの模様

これに対しダイハツ・生駒氏は、「自分たちの業務が逐一チェックされているようでやりづらいなど、社内ではまだ否定的な意見が多い。実際の顧客と体験を共有し、顧客の声を広げることで肯定的な意見を増やしていきたい」と答えた。

日本郵便・五味儀裕氏も「従業員を監視する目的があるのではないか、という現場からのネガティブな反応がある」と述べた上で、「現場の方の安全を守る効果もあります、と技術を導入するメリットをきちんと伝えていくことが必要だ」と今後の対策について語った。

ラストワンマイル実現に必要なテクノロジーとは

2番目の議題は「ラストワンマイルの実現に必要なテクノロジーは何か」というもの。

ダイハツ・生駒氏の答えは「自動運転」。単純化されたルートについては自動運転を導入し、車を顧客に届ける流れの中で無人化できる部分は進めて省力化をしたい、という。

日本郵便・五味氏も、例えば郵便物運搬をロボティクス化するなど、人が行う作業を省力化する技術の導入について述べた。また、郵便局への問い合わせ対応についても、AIによる電話対応の導入などを検討していきたいという。

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