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NEC・北原病院グループ・KMSI、救急医療の本人意思を生体認証で確認するシステム「デジタルリビングウィル」の実証を開始

超高齢社会である日本では、高齢単身者の急増が社会課題の1つとなっている。高齢単身者の救急搬送を受け入れる医療機関では、迅速に検査や治療を開始しなくてはならない状況にも関わらず、家族を探して同意を得た上で検査や治療を開始することが求められるため、適切な医療提供の遅れや医療従事者の業務量増加が課題となっている。

また、高齢単身者の場合、救急医療が必要となった局面において、別居する家族の意見により当事者本人の希望に沿わない医療が提供されるという事態も発生している。これらを解決するには、一人ひとりの受けたい医療や希望する生活に関する「意思」を事前に取得・保管し、必要時にこれを提携医療機関等に提供して活用する仕組みと、それを支える制度基盤が重要となる。

医療法人社団KNI 北原病院グループと、株式会社Kitahara Medical Strategies International(以下、KMSI)は、日本電気株式会社(以下、NEC)と協力し、一人ひとりの受けたい医療や希望する生活に関する「意思」を取得・保管し、必要時に提携医療機関に提供することで救急医療等に活用可能なシステム「デジタルリビングウィル」(以下、DLW)の実証を、2019年7月1日から2020年6月30日までの1年間実施する。

同実証では、KMSIの会員制医療・生活サポートサービス「北原トータルライフサポート倶楽部」の会員を対象に、医療機関の救急医療受入時において、生体認証を用いた本人確認の実施、DLWに登録された本人意思の確認、および、救急医療等の効率的・効果的な実施に資することについての確認を行う。生体認証を用いた本人確認は、NECの生体認証「Bio-IDiom」の顔認証や指静脈・指紋認証を組み合わせて行う。

なお、同実証にあたりKMSIは「新技術等実証制度」(規制のサンドボックス制度)の認定を6月28日に取得した。

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