ZMP、都市交通インフラの実証実験などMaaS戦略について発表

MaaSは旅行会社における「第三の創業」

日の丸交通・富田氏に続いて登壇したのはJTBコミュニケーションデザイン営業推進部・チーフマネージャーの黒岩隆之氏である。

ZMP、都市交通インフラの実証実験などMaaS戦略について発表
旅行会社が取り組むMaaSについて説明するJTB・黒岩氏

黒岩氏からは「そもそもMaaSとは」という基本知識の整理や、旅行会社による交通手段から宿泊までを一括予約化するMaaSへの取り組みなどについて話があった。

「第一の創業は切符代売などの手配を主軸としていた時代、第二の創業は移動と宿泊などを合わせたパッケージ旅行を販売していた時代、そして第三の創業がOMO(Online Merges with Offline)したエコシステムでのサービス提供、つまりMaaSに取り組む時代だと考えている」と、黒岩氏は旅行会社におけるMaaSの捉え方を語った。

中国バス車両メーカーANKAIとの提携を発表

都市交通インフラ実証実験についての会見の後、ZMP取締役事業総括の市橋徹氏と、中国ANKAI・R&DセンターのディレクターであるCHEN SHUNDONG氏が登壇し、自動運転バス「Robocar Mini EV Bus」開発において2社が提携を行っていることを発表した。

ZMP、都市交通インフラの実証実験などMaaS戦略について発表
ZMP・市橋氏と、ANKAI・RCHEN SHUNDONG氏

ANKAIは年間2万台のバスを生産する中国のバス車両メーカーである。今回の提携はZMPの自動運転プラットフォーム「RoboCar」に、ANKAIの開発するバス車両を合わせることで、自動運転バスの実現化を図るのが目的。2019年3月には既に国土交通省航空局による「空港制限区域内の自動走行に係る実証実験」の一環として、中部国際空港での実験に2社共同の「Robocar Mini EV Bus」を利用したという。

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