デバイスを狙うセキュリティ攻撃を防ぐ ―第4回IoTセキュリティフォーラムレポート

BBソフトサービスの家庭向けIoTセキュリティソリューション

展示会内で共同ブースを出していたのがクルウィットとBBソフトサービスの2社である。

クルウィットはダークネットを利用し、マルウェアに感染したIoT機器の検知と通知を行うセキュリティサービス「SiteVisor」を提供している。ダークネットとはインターネットで到達できるグローバルIPアドレス空間のうち、未使用のアドレスのことを指す。

「SiteVisor」は、そのダークネットを使ってIoT機器を監視し、監視対象のIoT機器から送信された通信が観測網に届いた時点で通知を行うという。

BBソフトサービスが展示していたのは、AIによる検知技術と脆弱性診断機能を搭載した家庭用Wi-Fiルーターを提供するサービス「SECURIE HOME」である。

スマートホーム向けセキュリティソリューション開発会社であるBitdefenderによれば、一般家庭において最も脆弱性が検知された割合の高い機器はWi-Fi-ルーターであり、その割合は全機器の59.45%になるという。なお、スマートホーム内で確認された脆弱性のうちファームウェア(本体内部の回路や装置などの基本的な制御を司る機能を持つソフトウェア)に起因するものが約95%、Wi-Fiルーターのファームウェアを更新しない人の割合が約60%になるとのこと。

「SECURIE HOME」はルーターとして設置するだけでホームネットワーク全体を保護し、上記のようなスマートホームにおける脆弱なセキュリティ環境を改善するものだという。

デバイスを狙うセキュリティ攻撃を防ぐソリューション ―第4回IoTセキュリティフォーラムレポート
スマートフォン上で、家庭内デバイスのセキュリティ状態をチェック

「SECURIE HOME」の特長の1つは、スマートフォンのアプリによってデバイスの管理ができること。家庭のネットワークに新しいデバイスが接続されると、セキュリティアプライアンスの「Bitdefender BOX」が検知し、スマートフォンのアプリ上で接続可否を選択できるという。

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