ISID、子どもの運動能力をセンサーで自動測定してAIがどのスポーツに向いているか提案するシステム「DigSports」の販売開始

政府は「日本再興戦略2016」において、2015年に5.5兆円であったスポーツ市場規模を2025年に15兆円まで拡大する目標を掲げており、このうちIoT活用により創出される市場規模は1.1兆円に達すると試算されている。

このような状況の下、株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は2017年4月に子どもの運動能力をセンサーで自動測定し、一人ひとりの長所に応じてどのスポーツに向いているかをAIが提案するシステム「DigSports(ディグスポーツ)」を開発、発表した。これまで様々なスポーツイベントへの出展やスポーツショップ等への試験導入を重ね、一般利用者からのフィードバック収集と機能拡張を実施してきた。

ISIDは今回、DigSportsを製品化し、全国の自治体やスポーツ施設、イベント事業者等を対象に販売を開始した。DigSportsは、利用者の動きを3次元で検知するセンサー、大型モニター、独自の測定・分析プログラムで構成されている。主な特長は以下の通り。

  • 限られたスペースで手軽に利用可能
  • 約5×5mの広さがあれば、文部科学省の新体力テスト(※)のテスト項目のうち4項目(反復横跳び、50メートル走、ボール投げ、立ち幅跳び)に、垂直跳び、持久走を加えた計6項目の測定を行うことができる。独自のアルゴリズムに基づきモニター前での動きから記録を推定するため、大掛かりな設備や多数の記録員を必要とせず、屋内の限られたスペースに常設したり、イベントの出展ブース内で計測したりするなど、手軽に利用できる。

  • 一人ひとりの長所をAIが分析、どのスポーツに向いているかを提案
  • DigSportsは、身体計測や体力測定の結果をもとに、一人ひとりの長所をAIが分析し、オリンピック種目を含む74種類の競技の中から、どれに向いているかを提案する。アスリート指導の専門家であり、元全日本フリースタイルスキーチームフィジカルコーチの経歴を持つ遠山健太氏が考案したスポーツ適性診断メソッドを応用したアルゴリズムを実装することにより、個々の体格や体力に応じて、適性が高いスポーツ種目を推定することができる。

    また好きなスポーツが上達するためには、どのような運動をすればよいかというアドバイスも得ることができる。

  • 楽しみながらスポーツに目覚めるきっかけを創出
  • DigSportsは、目の前の大型モニターに、計測中の自分の動きと骨格の推定画像が重なり合って見えたり、計測記録がリアルタイムで表示されたりするなどのインターフェースを備えている。これにより、運動が苦手な人でも楽しみながらスポーツに目覚めるきっかけづくりに貢献する。

ISID、子どもの運動能力をセンサーで自動測定してAIがどのスポーツに向いているか提案するシステム「DigSports」の販売開始
ISIDは今後、全国の自治体や公共・民間スポーツ施設、各種イベント事業者等を対象にDigSportsを販売し、2021年度までに累計50施設への常設導入を目指す。

なお、DigSportsの常設利用時(6カ月以上)の月額利用料は50,000円、システム研修費用(導入時1回)は100,000円~で、単発利用時の1日利用料は300,000円/1セット~である。

※ 文部科学省が国民の体力・運動能力の現状を明らかにするとともに、体育・スポーツの指導と行政上の基礎資料を得ることを目的に、毎年実施している調査。1999年度より、従来の「体力・運動能力調査」の内容を全面的に見直して導入された。

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