各パートナー企業からのコメント
パルコとコトバデザイン以外にも、各パートナーの企業の代表から「temi」活用に関するコメントがあった。

NTTファシリティーズ・代表取締役社長の一法師淳氏は「少子高齢化・エネルギー問題といった課題を解決できるような町づくりを目指すNTTアーバンソリューションズという会社を作った。その時のバリューがコミュニティ、ダイバーシティ、イノベーションとレジデンスということを実現していこう、というものだが、それぞれの分野でTemiが活かせるのではないか、と考えている」と述べた。
大塚商会・上席執行役員の大谷俊雄氏は「SMFLレンタル株式会社と連携してレンタルサービスの準備をしていて近々リリースする予定である」とし、「業界業務に精通したソフトメーカーとアライアンスされているので、いかに「temi」を業務プロセスに組み込んで価値を上げていくのかを模索していく」と語った。
大和ハウス工業・上席執行役員の田村哲哉氏は「今まで提供した住宅の生活空間等々での高齢化・働き方改革・デジタル化といった社会の変化に対し、その生活空間をいかにイノベーションしていくか、ということが我々のミッションに変わっていく」と述べた上で、「コミュニケーションということをキーワードに、孤独な状態にしない町、様々な情報が共通に認識される町、などを「temi」で実現していきたい」という。
モノプラス・代表取締役の秋葉淳一氏は「働く場所で人手不足が言われており、ロボットの利用が話題に上がっている。しかし今までの産業用ロボットは用途が先にあって作られたロボットであり、非常に高額である」と語り、「しかし今回の「temi」はパーソナルで使えるロボットとして、価格が全然違う。その代わり用途があってのロボットではないので、「temi」の方が「私の使い方を考えてくれ」と問いかけているように思う」と安価な「temi」の活用を模索することを述べた。
蔦屋家電エンタープライズ・執行役員の吉崎真矢氏は「人や世の中を豊かにするライフスタイル提案の企画・推進を行う企業として、「temi」はまさしくそういった意味で非常にマッチするプロダクト」とし、「二子玉川蔦屋家電の10フロアにて体験コーナーの設置、また製品の販売、BtoBの販売などに取り組んでいく」と具体的な展開を語った。
テクムズ・代表取締役の鈴木孝昌氏は「AIの技術を使い、データを蓄積して行動に移すというところまでの自立型ロボットを目指して、優秀なホテルのコンシェルジュのように皆様の生活の中に溶け込むようなロボットを作っていきたい」と、同社のAIと「temi」を組み合わせてコンシェルジュサービス分野でのロボット提供に取り組んでいくことを述べた。
最後に挨拶を行ったミライト・エックスは、「temi」購入後のサポートを担当するパートナー企業である。同社・常務取締役の吉田悠司氏は「全国に1000名ほどサービス要員がおり、それをコントロールできるコンタクトセンターと独自のマネジメントをしていく管理システムを保有し、それぞれの作業、工程が見える化できる」ことを企業の強みとし、「temi」をサポートしていくことを語った。
会見の締めくくりにはH・I・Sグループ代表取締役会長兼社長CEOの澤田秀雄氏が登壇し、「我々は昔、「変なホテル」というロボットホテルを開発したが、今回は本物のロボットということで様々な場面で活躍できるよう、顧客の声を取り入れていきたい」と述べた。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

1986年千葉県生まれ。出版関連会社勤務の後、フリーランスのライターを経て「IoTNEWS」編集部所属。現在、デジタルをビジネスに取り込むことで生まれる価値について研究中。IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。