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インフィック、高齢者生活支援IoTプラットフォーム「CareEye(ケアアイ)」サービスイン

「人と人を笑顔でつなぐ」という企業理念の下、介護総合支援事業を展開するインフィック株式会社は、高齢者生活支援IoTプラットフォーム「CareEye(ケアアイ)」の今春サービスインを2016年3月16日に発表した。

 

「CareEye」は、高齢者が住み慣れた自宅で自立した生活を継続することを支援すること、物理的または時間的に離れて生活を送る家族に安心を提供すること、これらを念頭に同社グループで長年培った介護事業運営ノウハウをバックボーンに、IoT機器とクラウドサービス・マシンラーニングを活用して開発した新しいサービスだ。

同事業を行うために2016年1月に新たに設立した100%子会社・株式会社インフィック・コミュニケーションズが事業主体となって開発・運営を進めていく。

同サービスは、3月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される「CareTEX2016」に出展する同社ブースにて紹介される。

 

開発の経緯・背景

厚生労働省は65歳以上高齢者の人口が今後さらに増加することを背景に、2025年を目処に“可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることが出来るよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)構築”を強力に推進していく。

一方で介護業界の人財不足、特に在宅介護部門での需要とサービス供給のズレは年々広がり、安倍政権でも主な課題とされている「介護離職」の問題などに見られるとおり、在宅で介護をするための環境は必ずしも整っているとは言えない状況だ。徘徊中に事故で亡くなられた認知症男性の最高裁判決でも多くの人が問題意識を感じているように、高齢者を見守る家族も、今後、どのように対応していくかは大きな課題となっている。

同社は、これらの課題を解決するために“生活支援IoT機器”とクラウドサービス、マシンラーニングとスマートフォンアプリなどから構成される「高齢者生活支援IoTプラットフォーム」を構築し、高齢者人口の35%以上をしめる独居・老々世帯の自宅での見守りなど、生活支援を可能とする製品群を一元管理し、簡単に・安価に・効率的に提供していく。

これにより、高齢者には「施設介護を住み慣れた自宅で受けているような安心感」を、家族には「異常や変化を見逃さない安心の見守り環境」を提供することで、在宅介護の環境整備を進め、もって社会課題解決の一助となるよう同事業を推進していくという。

 

「高齢者生活支援IoTプラットフォーム」とは

生活支援IoT機器(各種センサー)を高齢者宅に設置し、日常生活・行動データを見える化。取得したデータをクラウド上で管理・蓄積し、AI・機械学習で分析すると以下のような活用が可能。

▽B to C ケース
実績データをリアルタイムで家族に提供。分析したデータから対象高齢者に適切なサービスの提案や将来予測データなどを提供。

▽B to B ケース
取得した各種データと介護事業運営ノウハウに基づいて、各種機器開発、並びにサービス開発企業のコンサルティング。

インフィック、高齢者生活支援IoTプラットフォーム「CareEye(ケアアイ)」サービスイン

 

CareEyeの特長

昨今多く開発されている高齢者の見守りサポートサービス・製品と「CareEye」の違いは、下記3点を念頭に置いていることにあり、日々約2,000人の介護サービス利用者様に接しているグループ約500人超の介護スタッフのノウハウ・意見が活かされている。
この他にも、介護保険利用時と同等クラスの低廉な月額利用料、「何かあったらスイッチを押す」など利用者に能動的なアクションを求めないこと、などをサービス・製品開発の基本概念、差別化要因としている。

(1) 複数の生活支援IoT機器を統合し、高齢者の日常生活全般をトータルで支援すること
(2) 生活支援IoT機器から上がってきた情報をご家族に伝えるだけではなく、現状に適した介護などのサービスや福祉用具の利用などの提案を行うこと
(3) 介護状態になる前からの導入を促進することで、家族はもとより、本人でさえも気づきにくい加齢に伴う変化(認知症など)を初期段階でキャッチし、早期に対応することで負担を減らすこと

 

今後の展開

当面は、サービスの中心と位置づけ、設置した居室内の運動量・温度・湿度・照度を計測する「CareEyeセンサー」とその状況をスマートフォンアプリなどでリアルタイムに把握でき、異常検知時にはメールなどで通知するサービスを今春から提供すべく準備する。

また、これ以外に既に提供しているRamrock社の認知症老人徘徊感知機器「Ramrock eye’s」との連携や、睡眠マネジメントが可能な新たなベッドセンサー、次世代のCareEyeセンサーなどの開発を進め、順次提供を進めていくという。

 

CareEyeの詳細

高齢者生活支援IoTプラットフォーム「CareEye」
※ビジネスモデル特許 出願中
※「CareEye」商標 出願中

製品名   :CareEyeセンサー
仕様    :外形寸法 H9.5cm×W10.8cm×D3.5cm
重量 125g
接続端子 LAN(RJ-45)
電源 100V(ACアダプタ付属)
ソフトウェア:iPhone用のアプリを提供(無料)
Android用のアプリは順次開発
PCからはWebブラウザで管理画面などの閲覧が可能
予定価格  :初期費用 14,800円+月額使用料980円(年払い)
※価格は全て税抜

 

【関連リンク】
インフィック(infic)
ラムロック(Ramrock)

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