クオリカ、現場のあらゆるヒト/ものからデータを収集し分析・活用するデータレイクサービス「XLake」の提供を開始

デジタル技術の発展に伴い、企業内に蓄積された様々なデータを分析し、意思決定やアクションにつなげていく「データドリブン経営」の注目が高まっている。蓄積された膨大な生データから必要なデータを自由に抽出し、整形したうえでデータを組み合わせた統計的分析を行い、企業が求める商品やサービス、企業の対応をきめ細かくとらえて意思決定をしていくことが求められている。

そうした中、クオリカ株式会社は、現場のあらゆるヒト/ものからデータを収集し分析/活用を実現する「XLake」の提供を開始した。

XLakeは、データレイクとしての基盤「AI PaaS」とAIエンジニア支援を複合したサービスである。データを保管するためのストレージサービス、様々なシステムやセンサーからのデータを分析に必要な事前のデータ処理を行うデータフローサービス、および蓄積したデータの分析基盤の3つのサービスを提供する。また、蓄積されたデータを利用して企業のデータ分析も支援する。

  1. XLakeストレージ
  2. RDB等の構造化データや、音声・画像・ログファイルといった非構造化データを形式を問わず保管可能なストレージである。企業のデータを本来のフォーマットのまま保管し、後からその用途に合わせ抽出することができる。保管できる容量に制限はなく1TB毎の利用量に応じた契約となる。

  3. XLakeデータフロー
  4. システムデータやセンサーデータ等、全てのデータをXLakeストレージへつなぐためのサービスである。分析に必要な事前のデータ処理を行うことが可能で、例えば各種ログデータ等の非構造化データを構造化するなど、企業が必要な形式でXLakeストレージに格納することができる。非構造な各種ログデータ等の構造化変換も可能で、1TB毎の処理量に応じた契約となる。

  5. XLakeアナリシス
  6. XLakeストレージに保管したデータを分析するための基盤であり、HIVEとSparkを提供する。処理性能に応じた契約となる。

    • Hiveの活用
    • JDBC、ODBC接続に対応したDBツールを利用し、データレイク内のデータをSQLクエリを用いて分析することができる。また、Hiveに対応したBIツールと連携し、データレイク内データを可視化する。

    • Sparkの活用
    • 4つのライブラリ(SparkSQL、SparkStreaming、Mlib、raphX)が利用でき、ETL、Streaming処理、機械学習など様々な用途に活用可能だ。

今後は、クオリカのAIエンジニアが企業の分析業務を代行する「XLakeプロフェッショナル」のサービス提供も予定している(2020年リリース予定)。また、クオリカが提供するIoTプラットフォーム「Bellonica」やその他の業務サービスアプリケーション(遠隔予防保全や現場支援サービスなど)との連携を図り、AI/IoT領域でのサービス提供を拡大することで、2024年には売上高4億円を目指すとした。

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