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ソニー・東京大学ほか3社、IoA社会基盤の具現化に向けて「ヒューマンオーグメンテーション社会連携講座」を開始

ソニー株式会社、凸版印刷株式会社、京セラ株式会社、株式会社ティアフォー、国立大学法人東京大学は、東京大学大学院情報学環に「ヒューマンオーグメンテーション社会連携講座」を2020年8月から2023年7月まで設置し、推進していくことで合意した。

この講座は、人間の能力を総合的に拡張するヒューマンオーグメンテーション(Human Augmentation:人間拡張)学の研究開発・社会実装を推進し、IoA(※)の社会基盤を具現化することを目的とするもので、ソニーと東京大学が2017年から2020年に実施した大学院情報学環「ヒューマンオーグメンテーション学寄付講座(ソニー寄付講座)」の活動を発展させたものである。

ヒューマンオーグメンテーションとは、大学院情報学環教授でソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の副所長でもある暦本純一氏が提唱するコンセプトで、人間と一体化して人間の能力を拡張させるテクノロジーを開拓していくというものである。人間とテクノロジー・AIが一体化し、時間や空間の制約を超えて相互に能力を強化しあうIoAという未来社会基盤の構築を視野に入れた、最先端の研究を体系化していく学問領域である。

拡張する能力の範囲は、知覚能力・認知能力・身体能力・存在感や身体システム(健康)まで捉えており、これまでに視線を認識するウェアラブルコンピュータや、ドローンやロボットによる体外離脱視点を用いたトレーニング支援、人間の体験をウェアラブルセンサーやネットワークにより他の人間と共有・接続する人間=人間接続型テレプレゼンス(※2)などの研究を行ってきた。

今回の講座では、前身であるヒューマンオーグメンテーション学寄付講座で醸成されたヒューマンオーグメンテーション学のさらなる浸透を図るとともに、複数の企業や機関の参画による多様な領域からの人材で構成する産学連携推進体制の構築により産産連携、産学官連携を推進し、社会実装及び学発ビジネスの具現化を目指す。

※1 IoA:Internet of Abilitiesの略。人間の能力の拡張を目的とし、人やロボットが時間や空間の制約を超えて各々の能力を活用しあえるネットワーク環境のこと。用途として、他人の体験を自らのものにする(体験の拡張)、代理のロボットなどを介して遠隔地を訪れる(存在の拡張)、各々の専門性を生かして共同作業する(能力の伝達)などが考えられる。

※2 人間接続型テレプレゼンス(テレプレゼンス・ロボット):遠隔地にあるロボットの視覚情報、センサー情報等を受けてリアルタイムにロボットを操縦・制御することにより、遠隔地にいながらその場にいるような臨場体験を持つことができるロボット技術。

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