ライオン、IoTハブラシ「クリニカ Kid’s はみがきのおけいこ」のテストマーケティングを開始

女性活躍推進やテレワークの推奨といった働き方改革が進む中、育児においては子どもの自立・自発的な生活習慣を定着させるニーズが高まりつつある。一方、幼少期の子どもは「触覚防衛反応」と呼ばれる本能的な働きにより、ハブラシを口に入れることを避けると言われており、子どもに「歯みがき」の習慣を教えることは親にとって物理的にも心理的にも負担感が大きく、子育てにおける一つの大きな課題になっている。

ライオン株式会社は、ハブラシにアタッチメントをつけて専用のアプリと連動させることで、子どもに自主的な歯磨きを促すIoTサービス「クリニカ Kid’s はみがきのおけいこ」のテストマーケティングとして、アスクル株式会社の日用品ショッピングサイト「LOHACO」において2020年9月9日から販売開始する。

同サービスは、ハブラシに取りつけるアタッチメント本体とスマートフォン上で使用するアプリとで構成されている。

アタッチメント本体

小児歯科専門家の指導の下で開発されたアタッチメント本体には、加速度センサーが内蔵されており、みがく位置とみがく速度をセンシングして対象とする子ども一人ひとりのブラッシングのデータを蓄積する。micro USB で充電可能なため電池交換が不要だ。満充電あたり「アプリモード」で約120回(約300分)使用できる。ライオン、IoTハブラシ「クリニカ Kid's はみがきのおけいこ」のテストマーケティングを開始

アプリ

絵本研究家監修の下、子ども自身が歯みがきの大切さを理解し、やりがいや上達を実感できる絵本型コンテンツのスマートフォンアプリを開発した。上手に歯みがきができたかを点数で評価することで、子ども自身が上達を実感し親は重点的に仕上げみがきする場所が分かる。
さらに、アプリの中では「泥んこで汚れてしまった動物のキャラクターを歯みがきできれいにする」というストーリーが展開される絵本型コンテンツにより、子どもが歯の清潔という概念を理解しやすく、キャラクターのために歯みがきを上達したいと自ら向上心を持つ設計になっている。歯みがきに楽しく取り組むきっかけを与えるだけでなく、歯みがきの内容そのものに対する興味を高める工夫を組み込むことで、飽きずに長く続けられる工夫がされている。ライオン、IoTハブラシ「クリニカ Kid's はみがきのおけいこ」のテストマーケティングを開始

また、ライオンはDXを活用したテストマーケティングを開始するに当たり、パートナーとしてLOHACOが展開するデータマーケティング支援サービス「LOHACO Insight Dive」と取り組むこととなった。

今回のテストマーケティングでは、同アプリを通じて取得する子ども一人ひとりの歯みがき行動データと、LOHACOにおける顧客・購買データを「LOHACO Insight Dive」内で連携することで、子どもの歯みがき回数や歯みがきのスキル、家族の普段よく買う物の傾向などのデータに基づいて、一人ひとりに応じたハブラシの交換のタイミングやおすすめのオーラルケアグッズなどをアプリ画面上で通知する。ライオン、IoTハブラシ「クリニカ Kid's はみがきのおけいこ」のテストマーケティングを開始

なお、同サービスの販売価格は11000円(税抜)である。

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