ダイワロジテックグループ、汎用型ロボット「temi」用アプリ開発ツール「BuddyBot」と3Dバーチャルルーム「WHITEROOM」体験会を実施

2020年9月2日、ダイワロジテックグループによる最新ソリューションの体験会が開催された。

同会では自律走行型多目的ロボット「temi」とモノプラスが提供するtemiを活用するための簡易アプリ開発ツール「BuddyBot」、そして南国アールスタジオ株式会社が提供する3Dバーチャルルーム「WHITEROOM」の説明が行われた。

冒頭のあいさつでは「BuddyBot」によりプログラミングされたtemiによる、自身の機能の紹介をするプレゼンテーションが行われた。temiはホームベースから会場前方へ移動し、画面に表示されている顔の表情を変えたり、移動しながら、約5分ほどのプレゼンテーションを行った。

先月5日には名古屋大学医学部附属病院でtemiを導入し、病院と連携して病院内の軽量物の搬送や看護師と医師のコミュニケーションツールとして活用する実証実験を行うと発表されている。(参考:大成建設とモノプラス、汎用型ロボット「temi」を業務用途に使用する病院運用の実証研究を開始

temiは指定した文字列を話したり、表情を変える、パワーポイントのページ切り替え、Zoomを起動してリモート会議を行う、倒れている人がいたらカメラで画像認識し指定したメールアドレスへ報告するといったフロアの巡回などを行うことが可能だ。

利用シーンとしては受付業務やリモートでの会議出席、フロアの巡回、工場案内・説明・プレゼンテーション商品陳列場所の案内や接客などが挙げられている。

モノプラス代表取締役社長である秋葉淳一氏によると冒頭のtemiのプレゼンテーションを行うプログラミングの作成にかかった時間はおよそ3分ほどだという。

ダイワロジテックグループ、汎用型ロボット「temi」アプリ開発ツール「BuddyBot」と3Dバーチャルルーム「WHITEROOM」体験会を実施
BuddyBotのプログラミング画面

BuddyBotの特徴は、子供用のプログラミング教材のようにブロックをつなげるたけで簡単にプログラミングが出来るという点だ。

動作のカテゴリーごとに色が分けられているブロックを時系列に沿って配置していくことでプログラミングを行い、必要に応じて条件分岐を設定することもできる。

例えば、巡回を行った際に異常があった場合は撮影した写真と共に指定したアドレスへ報告メールを送る、異常がない場合は巡回が完了したメールのみ送る、などといったことが可能だ。

作成したプログラミングはQRコードとして貼り出して誰でも使えるようにしたり、ボタンひとつでtemiをそれぞれのシーンに合わせて利用できるアプリにしたりすることも可能だ。

続いて南国アールスタジオ株式会社代表取締役 秦勝敏氏より「WHITEROOM」の紹介があった。

ダイワロジテックグループ、汎用型ロボット「temi」アプリ開発ツール「BuddyBot」と3Dバーチャルルーム「WHITEROOM」体験会を実施
南国アールスタジオ株式会社代表取締役 秦勝敏氏

南国アールスタジオ株式会社が提供する「WHITEROOM」はMR(Mixed Reality)デバイスのHoloLensやiPadなどを使用してMR空間上で3Dモデルなどを見ながらリモート会議を行うことが出来るサービスだ。

遠隔地から会議に参加する人は胸から上のアバターとなって空間上に表示され、どの方向を見ているか、何を指さしているかなどがアバターに反映されるため、より同じ空間にいるかのようにコミュニケーションを取ることが出来るという。

ダイワロジテックグループ、汎用型ロボット「temi」アプリ開発ツール「BuddyBot」と3Dバーチャルルーム「WHITEROOM」体験会を実施
3Dバーチャルルーム「WHITEROOM」iPadでの利用画面。3Dモデルや写真などの資料を実際のサイズにしたり回したりして確認することが出来る

空間上で見ることが出来るファイルは3DモデルだけでなくOfficeファイルなどにも対応している。

利用ケースとしては、実技を見ながら行う必要のある介護の授業や、海外工場など遠隔地との研修・作業指示、また広告や製品開発の会議など、より現物に近い形で確認しながらリモートで会議を行いたい場合などを想定している。

提供を開始しているエンタープライズ版は通常の通信回線では同時接続ユーザー数は10名ほどを推奨しており、また、接続にはライセンスが必要となるため社内で行うクローズドな会議向けのサービスとなっている。

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