あいおいニッセイ同和損保、事故対応サービス「テレマティクス損害サービスシステム」にAIによる相手車両の速度解析等を導入

クルマのコネクティッド化・自動運転社会の到来など自動車業界を取り巻く環境が変革期を迎えるなか、事故時の運転操作状況や事故発生状況の可視化といった事故原因の把握のために、車載器から得られる各種データを活用した事故対応がますます重要となっている。

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)は、事故対応サービス「テレマティクス(※)損害サービスシステム」に、ドライブレコーダーなどのデバイスから得られるGPSや事故場所、相手車両の速度などをAIで解析・判定し、事故状況を機械的に導出する「相手車両・周辺環境を含む事故状況の把握」機能およびAIにより判定された事故状況を基に過失割合の判定をサポートする「過失割合の判定サポート」機能を2020年9月29日より実装開始する。

あいおいニッセイ同和損保、事故対応サービス「テレマティクス損害サービスシステム」にAIによる相手車両の速度解析等を導入
同システムの開発変遷
今回導入する事故状況の把握システムには、富士通株式会社の車載カメラ映像解析プラットフォーム「FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Analyzer」を導入している。約30万件の映像シーンを学習させたAIを搭載しており、自動車・歩行者・道路等の位置や軌跡を立体的に把握し、事故状況の可視化や相手車両の速度推定が可能となる。

同システムに上記機能を実装することで、AIで事故の状況図を自動で作成する。また、人の目では確認することができない相手車両の速度をAIで解析することにより、これまで困難であった相手車両の速度超過による過失割合修正の主張が可能になる。

また、ドライブレコーダーの動画解析結果について、位置情報や加速度情報などの事故状況を過失割合の判定サポートシステムに反映させることで、約1万件の事故パターンを基にAIが過失割合の判定を支援する。事故受付~過失割合判定がシステム的に行えるようになることに加えて、既に導入しているAIを活用した事故検知システムと合わせて、より高度な事故対応を実現する。

さらに、事故の60%以上が夜間・休日に発生していることを踏まえて、あいおいニッセイ同和損保では夜間・休日の事故について事故受付のみではなく、示談交渉等の事故対応を24時間365日、同社社員が行っている。AIが解析した映像を活用した示談交渉と24時間365日事故対応サービス「I’m ZIDAN」を合わせ、独自の事故対応サービスの充実化を図る。

※ テレマティクス:「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、様々な情報やサービスを提供する仕組み。

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