NEC、ICTインフラ運用の自動化などでIT部門を支援するサービス「NEC ICT Management Service and Technology」を販売開始

ICTインフラの運用業務は、障害への対処など突発的な対応が求められることや運用プロセスが属人的になりやすいことなどから、効率化が進みにくく、企業によってはIT部門のリソースの大部分が既存インフラの運用に費やされているケースもある。

日本電気株式会社(以下、NEC)は、企業のICTインフラ運用の負担を軽減し、IT部門の業務効率化を支援するサービス群「NEC ICT Management Service and Technology」の販売を開始した。

同サービスは、NECがデータセンター上に用意するサービス提供基盤と顧客のオンプレミス環境に設置するエッジサーバを連携させることで、IT部門の業務効率化に役立つ様々なサービスを提供する。サービス提供基盤には、NECがハードウェア、OS、ミドルウェア、業務アプリケーションなどの運用を手掛ける中で培ったノウハウや知見を基に、標準的なシステム運用・対処プロセスを規定したテンプレートを用意している。

これらのテンプレートに基づいて、以下4種類のサービスを提供する。

  • ICT機器監視通報サービス
  • 顧客のサーバ、スイッチ、ルータをNECがリモートで監視し、故障の検知、故障発生時の顧客への自動通報、原因調査支援などを行うサービスである。マルチベンダのハードウェア監視が可能で、故障発生時から復旧までの工数をサービス未導入の場合と比較して約50%削減し、突発的な障害対応の効率化に貢献する。

    提供価格は基本料金が28,850円(税別)/月(IPアドレス1件の監視含む)となり、監視対象のIPアドレスを1件追加する毎に850円/月の費用が加算される。サーバリソースサービスと同時利用する場合は上記の基本料金は不要だ。提供開始時期は2021年3月としている。

  • サーバリソースサービス
  • 業務サーバを顧客のオンプレミス環境に導入し、その運用(業務サーバの稼働レポート作成含む)・保守含めてサブスクリプション型で提供するサービスである。顧客の既存システムを同サービスで提供するサーバ上にマイグレーションすることで、顧客が自らサーバを運用・管理する場合と比較して工数を約30%削減可能だという。

    提供価格はタワー型(8GBメモリ)は28,000円(税別)/月、タワー型(16GBメモリ)が44,000円(税別)/月だ。提供開始時期は2021年3月である。

  • Windows 10パッチ管理サービス
  • PCへのパッチ適用を集中管理するWSUS(Windows Server Update Services)サーバの導入から、その運用・保守までサブスクリプション型で提供する。顧客が自らPCのパッチ管理・適用を行う場合と比較して、工数を約70%削減するという。提供価格は45,900円(税別)/月で、提供開始域は2021年1月としている。

  • PC月額利用サービス
  • モバイルノートPCを月額料金で顧客に提供するほか、エンドユーザからの相談・修理受付業務もNECが代行する。故障時の予備機の手配や、故障機の復旧に要する工数を約70%削減するという。Windows 10パッチ管理サービスとあわせて利用することで、エンドユーザは常に最新のセキュリティパッチが適用されたPCを利用可能だ。提供価格はモバイルノートPC1台あたり5,800円(税別)/月である。提供開始時期は2021年1月としている。

また、NEC ICT Management Service and Technologyで提供する各サービスには、顧客のオンプレミス環境に設置されている機器(音声/通信装置、ネットワーク機器、サーバ、PCなど)をNEC製・他社製問わず可視化し一元管理できる「ICT機器見える化機能」が付帯しており、サービス利用企業は標準で同機能を利用することが可能だ。

これらのサービスにより、IT部門はより多くのリソースを新規システムの導入検討やDXの戦略立案等に振り向けられるようなる。

NECは、IT部門のリソース不足に悩む企業を中心に新サービスを提供するとともに、サービスメニューを拡充していくことで今後3年間の累計で20億円の売り上げを目指すとしている。

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