NTTグループ、AI・IoTを用いて居住者の行動や好みを理解して暮らしをサポートする次世代住宅の実証実験を開始

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、NTTアーバンソリューションズ株式会社、NTT都市開発株式会社の3社は、AIやIoTを用いて居住者の行動や好みを学習し、住宅が居住者に寄り添いサポートする次世代住宅の実現をめざす実証実験のモニター募集を開始した。実正実験の実施期間は、2021年5月26日~2023年3月を予定している。

ドコモが2017年より進めてきた未来の家プロジェクトでは、横浜市内に設置したIoTデバイスやセンサーなどを実装したトレーラハウス型のIoTスマートホームTMにおいて、延べ50名以上のモニターによる1週間の居住実験を実施し、家電の自動制御やIoTデバイスからセンシングしたデータの蓄積・フィードバックを通じて、スマートホームにおける快適性や健康面での意識変化につながることを検証してきた。

同実証実験では、NTT都市開発が提供する都市型賃貸マンション「Wellith URBAN中野坂上」内の居住者の部屋で、ドコモが貸与・設置するスマートミラーなどのIoTデバイスと、スマートフォンWebアプリを用いて生活する。

そのなかで、食事や体重、体温などの情報に応じた運動や食事レシピのアドバイス、また、くつろぎ・在宅ワークなどのシーンに合わせて照明、音楽、プロジェクター映像などにより居室の雰囲気を変化させるサービスなどが、居住者のニーズの変化や多様性に対応できるか検証する。

同実証実験におけるコンセプト、および具体的なサービス内容は以下の通り。

  • コンシェルジュがいるような暮らし
  • 外出先から照明・エアコンの遠隔操作、消し忘れの確認が可能だ。段階的に戸締り確認などのセキュリティチェックや、消し忘れの通知などの機能拡充をめざす。

  • ヘルスコンシャスな暮らし
  • 食事や体重・体温などの複数のデバイスに跨る健康情報をスマートミラーやスマートフォンWebアプリでまとめて表示する。段階的に運動メニューや食事レシピのアドバイスなどの機能拡充をめざす。

  • 自分好みの空間づくり
  • 照明やプロジェクター映像などにより部屋の雰囲気を変化させることで「くつろぎ」や「在宅ワーク」などのシーンにあった空間を演出する。段階的に音楽などのデバイス拡充や、居住者の行動に応じた家電操作の自動化や制御アドバイスなどの機能拡充をめざす。

NTTグループ、AI・IoTを用いて居住者の行動や好みを理解して暮らしをサポートする次世代住宅の実証実験を開始

NTTグループ、AI・IoTを用いて居住者の行動や好みを理解して暮らしをサポートする次世代住宅の実証実験を開始
スマートフォンWebアプリ画面イメージ
(左:健康情報や空気環境センサー情報表示画面/右:家電操作画面)
デバイスデータの収集やアンケートを通じて、デバイスやアプリに対する評価・検証を行うと共に、STEP1(2021年5月)・STEP2(2021年秋)・STEP3(2022年)と段階的にサービス・機能の拡張を行う予定としている。

未来の家プロジェクトで培ったIoTセンシング技術やモニターの声を踏まえ、実際の住宅環境において居住者から長期間のデータ収集やヒアリングを行うことで、居住者の行動や好みを理解し最適な提案をフィードバックするAI、IoT技術を用いた次世代住宅の発展をめざす。

なお、同実証実験において、ドコモは、実証実験に必要なIoT機器、システム・技術などの調達・提供・開発や住宅を起点とした外部サービス連携の検討、同実証実験の実施主体(実験概要説明、IoTデバイスの貸与・設置など)を行い、NTTアーバンソリューションズは不動産および周辺エリアとの連携による価値向上のための企画、NTTグループ企業などの商材・ソリューションコーディネートを担う。

また、NTT都市開発はウエリスアーバン中野坂上のコンセプトルームの提供、および次世代住宅の提供に向けたサービス検討を行う。