バカン、お手洗いの混雑を解消するIoTサービス「VACAN AirKnock Ads」を渋谷区役所に設置

渋谷区では、新しいテクノロジーやソリューションを用いて新型コロナウィルスの感染拡大によるニューノーマル下における社会課題を解決する「Innovation for New Normal from Shibuya」を運営している。

株式会社バカンと渋谷区は、2020年より、混雑を抑止し快適なお手洗いを提供するIoTサービス「VACAN AirKnock Ads」の実証実験をおこなってきた。

このほど、実証実験の効果を踏まえて、快適性と安全性の向上を目的として、役所庁舎の1〜4Fのお手洗い個室31室に同サービスを本格導入することを発表した。

同サービスは、お手洗いの個室の壁面に設置された小型のタブレットを通して、利用者に使用時間を配信する。タブレットを通して施設からのお知らせなど配信することで、今まで活用できていなかったお手洗いを新たな情報発信の場として利用できる。利用者は、PCやスマートフォンから専用ページにアクセスすることで、アプリなどのダウンロードなしにリアルタイムの混雑情報をその場で確認することができる。

バカン、お手洗いの混雑を解消するIoTサービス「VACAN AirKnock Ads」を渋谷区役所に設置
空き状況可視化の仕組み
バカン、お手洗いの混雑を解消するIoTサービス「VACAN AirKnock Ads」を渋谷区役所に設置
同サービスのイメージ
同サービスを導入により使用状況や利用時間が可視化されることで、長時間利用の自発的な防止や密発生の抑制などが期待できる。サービスを導入済みのオフィスでは、1個室あたり1日45分の利用時間の削減効果が確認されているとのこと。

また、これまで取得できていなかった使用時間や頻度などのデータを施設管理者が取得・活用することで、清掃や備品管理などのオペレーションの効率化や急病人などの緊急リスクの早期発見に繋がるなどのメリットも期待できる。

さらに、お手洗いの中に設置されたタブレットを通して施設の情報などを配信することで、新しい情報配信の場を創出する。お手洗いは他のコンテンツが少ないため、利用者の視認性が高く集中してコンテンツを見やすいといった特徴がある。実証実験では、配信した広告の理解度が70%を超えるといった結果が出ているという。

利用者の導入効果としては、リアルタイムの混雑情報を利用者が手元でいつでも確認できるようにすることで、ストレス低減や利便性の向上をサポートする。

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