ドコモとRidge-i、夜間・屋外の人数測定ができる混雑状況測定AIを取り扱い開始

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、株式会社Ridge-iが開発した、カメラに映った人数・位置・密度などのデータをリアルタイムに測定できる「混雑状況測定AI」の取り扱いを開始した。

混雑状況測定AIは、カメラに映った人物の数をリアルタイムで測定し、人数・位置・密度などをさまざまな形式で出力できる。夜間の都内複数エリアおよびショッピングモールなどで誤差±10%程度の精度が実現したことで、昼夜・時間帯を問わず大人数でも人数測定が可能で「照度」や「人の重なり」などの課題も独自の学習手法で解決しているという。

なお、この混雑状況測定AIは、2020年5月に発表した「Ridge Count」のEDGEMATRIX版とAndroid版になる。

「EDGEMATRIX混雑状況測定AI」は、風雨にさらされるような屋外環境、定常的な設置が必要なシーンで利用できるように、EDGEMATRIXとドコモが展開する「EDGEMATRIX(※)」のAIアプリに対応している。EDGEMATRIXの提供する「Edge AI Box」を利用することにより、利用者はAIアプリおよびエッジAIデバイスの選定・購入からデバイスの設置も含めて、容易かつ迅速にAIを活用したソリューションを導入・運用することが可能だ。

一方の「混雑状況測定AI Android版」は、様々なユーザーが利用できるよう、消費電力が小さなAndroid端末へ実装した。Android端末でのスタンドアローン利用が可能だ。

混雑状況測定AIを活用することにより、「混雑状況を把握したい」「密を回避したい」「マーケティングデータとして活用したい」といったニーズに対応したRidge Countが、屋外イベントのように時間帯や天候で撮影環境が変わる場所や、薄暗い店内、PCが置けない環境でも利用可能となる。

※ EDGEMATRIX:現場(エッジ)でカメラ映像などをAI処理する「エッジAI」を簡単に導入、管理できる映像エッジAIプラットフォーム。屋内外に設置する多数のエッジAIデバイス「Edge AI Box」の、設置場所の管理や稼働状況の監視のほか、遠隔操作を行うことができる。

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