TOP >
人工知能(AI) > Spectee、AIを活用して河川氾濫による浸水被害地域を可視化するリアルタイム浸水推定図を公開
台風や集中豪雨などにより近年多発する水災害において、災害発生時に被害状況をいち早く把握することは喫緊の課題となっている。
防災テックベンチャーの株式会社Spectee(以下、スペクティ)は、神奈川県平塚市で2021年7月3日に発生した河川の氾濫による周辺の浸水状況について、AIでリアルタイムに解析し地図上にシミュレーションを実施した。
7月3日に発生した神奈川県平塚市を流れる金目川及びその支流の大根川、座禅川、板戸川、鈴川、河内川などで広く発生した氾濫は、平塚市内の各地で浸水・冠水による被害をもたらした。当日の神奈川県の降水量は記録的となっており、箱根町では24時間雨量が543mmとなった。これは7月の観測史上最大であると同時に、7月ひと月分の平年降水量を超える量である。
スペクティが開発を進めている、AIによるリアルタイム浸水推定技術は、SNSに投稿された画像や河川カメラ・道路カメラの映像から浸水深を瞬時に割り出し、降水量、地形データ等と組み合わせて統合的に解析することで、発生から10分以内に浸水範囲と各地の浸水深を自動推定し、地図上にシミュレーションするものである。
今回作成した浸水推定図では、平塚市内及び周辺の川沿いを中心に、非常に広い範囲で浸水が広がっていることが見て取れる。なお、図は同技術に基づいた推定値であり、現在技術開発の中で並行して同技術の精度検証を行っているという。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
生成AI活用ガイド
RAG技術で生産性を向上させるGoogleのAI「NotebookLM」とは?活用法や企業での活用事例も紹介
生成AIで無駄な会議をなくす?議事録にAI活用し「生産的な議論と問題解決の場」へと変革するヒントを紹介
最新の「Copilot」は何ができるのか?Microsoft AI Tour Tokyoで語られた活用方法
NVIDIA、新プラットフォーム「COSMOS」を発表、物理AIの時代における日本の存在価値 ーCES2025レポート2
【無料】デジタルでつながるビジネスの未来|10/18東京、11/14大阪|UCHIDAビジネスITフェア2024|セミナー&展示会
業務で活用されればされるほど企業の差別化要素となるAI実現へ向けた挑戦 ― 砂金氏インタビュー
PwCコンサルティングが「生成AIに関する実態調査2024」を発表、効果を実感している企業の特徴とは
ASUS、AI PC向けソリューション搭載PCを発表 ーCOMPUTEX2024レポート2
NVIDIAが台湾コンピュータ産業を牽引するか ーCOMPUTEX2024レポート1