AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

東京工業大学・信州大学・ISID他3社、放牧牛を担保とするABLにおけるAIモニタリングシステム「PETER」の有効性検証を開始

畜産物を担保とするABL(※)は、畜産経営への貢献に資するものとして注目されている。一方、流動資産が放牧を取り入れた畜産を対象とする場合、融資に必要となる個体数の確認や個体ごとの状況把握に時間やコストがかかるという課題がある。

そこで東京工業大学、信州大学、電通国際情報サービス(以下ISID)、ファームノート、テクノプロ・デザイン社(以下テクノプロ)、ソニーグループ株式会社の共同プロジェクトチームは、共同プロジェクトチームで開発したエッジAI技術とLPWA技術による放牧牛AIモニタリングシステム「PETER(ピーター)」のABLへの適用に関する実証実験を開始した。

「PETER」は、放牧牛に首輪型センサ「PETERエッジ」を取り付け、放牧牛の位置情報、歩行や摂食、反芻、休息といった牛の行動や状態をAI分析アルゴリズムで推定し、LPWAを活用して「PETERクラウド」に送信するという放牧牛群管理システムだ。

今回の実証実験では、さくら牧場の放牧牛10頭に「PETERエッジ」を装着し、アプリケーションで放牧牛の遠隔モニタリングを行う。

東京工業大学・信州大学・ISID他3社、放牧牛を担保とするABLにおけるAIモニタリングシステム「PETER」の有効性検証を開始
実証実験で用いる放牧牛群管理システムPETERのユーザーインターフェース。

「PETERエッジ」で計測した放牧牛の位置データと活動データ、牧場内の環境データを「PETERクラウド」に集約し、鹿児島銀行がABL業務を行う上で有効なデータ項目の抽出と、「PETERクラウド」を介した銀行へのデータ提供のあり方を検証する。

※ ABL: Asset Based Lendingの略で、動産・債権担保融資のこと。流動資産(集合動産、在庫、売掛債権等)を担保として融資を受けることができる金融手法である。今回の場合、流動資産は牛である。

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