物流業界では、貨物量の急増・高齢化などによるドライバー不足が深刻化する中、2024年4月には労働基準法の年間残業時間規制がスタートするなど、労働環境や労働条件を改善し、働き方改革の実現に向けた取り組みが推進されている。しかしながら、実際の業務においては車両を厳密に管理するには手間もかかり、運送事業者には大きな負荷がかかっている。
業務効率化のために各種運行管理サービスも広がってきているが、新たな専用のデバイスが必要となることも多く、すべての車両に導入するには運行管理コストが高くなることもあるため、運送事業者にとって大きな悩みのひとつとなっている。
株式会社スマートドライブとパナソニック株式会社は、共同事業として、物流車両を利用する企業向けにETC2.0システムを活用した運行管理サービス「ETC2.0 Fleetサービス」を提供開始した。併せて、社数限定の実証サービスとしてキャンペーン価格での提供とし、同日より申し込み受付を開始した。
加えて、過去の走行履歴も把握可能となり、手書きでの運転日報作成の抜け漏れを防ぐほか、月間の拘束時間累計が上限(293時間)に近づくと注意喚起されるため、業務管理の効率化に貢献する。

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