ローム、小型・薄型IoT機器向け超高効率バッテリーマネジメントソリューション評価ボードの販売を開始

モバイル機器やウェアラブル機器、産業用IoT機器といった、バッテリーで駆動する電子機器は、デザイン性や機能性向上のため、小型・薄型化および低消費電力化が求められている。

そこでローム株式会社は、各種ウェアラブル機器や電子棚札、スマートカードなど、小型IoT機器での採用を想定した、超高効率バッテリーマネジメントソリューションを評価する基板「REFLVBMS001-EVK-001」を開発し、インターネットでの販売を開始した。

「REFLVBMS001-EVK-001」は、ロームの超低消費電流技術「Nano Energy」を搭載した電源ICおよびリセットICと、新型・低電圧二次電池対応の充電制御IC、日本ガイシ株式会社の薄型・大容量リチウムイオン二次電池「EnerCera(エナセラ)」を基板実装した評価ボードだ。

厚さ0.45mm・電池容量27mAhの二次電池「EnerCera EC382704P-C」を受けて、「Nano Energy」技術を搭載する待機時消費電流180nAの超低消費電源IC「BD70522GUL」が高効率の電源となり、2.0Vから4.7Vまでの充電電圧に対応する充電制御IC「BD71631QWZ」が、電池に適した充電・監視・放電を制御することで、蓄電ユニットを構成する。

ローム、小型・薄型IoT機器向け超高効率バッテリーマネジメントソリューション評価ボードの販売を開始
超高効率バッテリーマネジメントソリューションの概要。

異常電圧を検出するリセットIC「BD5230NVX-2C」を含めて、待機時の消費電流が極めて低く、アプリケーションに無駄のない電源機能を供給できる他、一般的なソリューションに対してアプリケーションの待機時間を60倍以上延伸できる、超高効率のバッテリーマネジメントソリューションを評価することができる。

また、実装部品はすべて厚さ0.60mm以下、基板の厚みまで含めても極薄1.60mmとなっており、カード型のIoT機器にそのまま組み込むことも可能だ。

超低消費電流180nAの電源ICが、アプリケーションに対する電源機能のロスを低減し、幅広い充電電圧に対応可能な充電制御ICが、電池に適した充電・監視・放電を制御するなど、小型IoT機器向けに最適化された回路を実装している。