IDC、デジタル活用した未来の働き方「Future of Workstyle市場」は成長率17.3%で拡大と予測

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IDC Japan株式会社は、「Future of Workstyle(働き方の未来)」という市場を、人とマシンの協業を促進し、時間や物理的な場所といった制約から解放されるといった、ワークモデルを根本的に変えるコンセプト、と定義している。

そして本日IDCは、日本国内におけるFuture of Workstyle市場の予測を発表した。

これによると、2020年の支出額ベースでの市場規模は、3兆9,091億円で、2020年~2024年の年間平均成長率は17.3%、2024年は7兆4,002億円まで拡大すると予測されている。

また、Future of Workstyle市場を、「Space(場所と時間にとらわれずにつながり、セキュリティが確保された環境で働く)」、「Augmentation(人とテクノロジーが協働する)」、「Culture(新しいデジタルツールを使いこなし、エンゲージメントと自律性に富む従業員を育てる)」の3つの領域に分類して予測している。

「Space」は、3つの領域のうち最大市場であり、2020年に2兆4,564億円の規模を有している。

2021年~2024年の年間平均成長率は、13.9%で拡大すると予測されており、ユースケース別に見ると、「Space」の成長を牽引するのはオペレーションパフォーマンス管理を筆頭に、自動化された顧客管理が続く。

オペレーションパフォーマンス管理は、IoT機器による施設や設備の動作の確認のほか、部品や設備の交換のタイミング検知などの新規需要が見込まれている。

「Augmentation」は、2020年には1兆3,741億円に達したとみられている。

同期間の年間平均成長率は22.1%と予測され、「Augmentation」の高成長を支えるのは、この領域の大半を占めるコラボレーションロボティクスだ。このユースケースはFuture of Workstyleの全21ケースの中で最大規模である。

国内製造業の製造工場などでは、すでに人とロボットの協働の歴史が長いが、サービス、流通、建設・土木、運輸、医療などの現場における自動化の余地は依然として大きいとIDCは判断している。

「Culture」は3つの領域のうち規模が最小で、2020年における規模は787億円に到達したとみられている。

同期間の年間平均成長率は、3つの領域の中で最も大きく28.2%と高成長を示すと予測されている。

「Culture」における最大のユースケースは、最適化されたHCMオペレーションだ。

IDCは、リモートワークが急拡大した状況下において、人事考課の在り方を改革する動きも出ていることを背景として、最新の人材管理に対する認知と理解が高まり、需要が拡大すると考えている。

IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション グループマネージャーの市川和子氏は、「COVID-19の感染拡大を契機としてリモートワークが拡大し、ワークスペース等の環境整備が進んでいる。今後はリモートワークを取り入れたハイブリッドワークが定着し、Future of Workstyle市場は順調に拡大する。」と述べている。