花王とPFN、1,600以上の項目から出現パターンを推定可能な「仮想人体生成モデル」を共同開発

花王株式会社と株式会社Preferred Networks(以下、PFN)は本日、「仮想人体生成モデル」のプロトタイプを共同開発したことを発表した。

「仮想人体生成モデル」は、身体項目、ライフスタイル、性格傾向、嗜好性、ストレス状態などの1,600以上の項目を、どのようなパターンで現れるのかを示すことができる統計モデルだ。

例えば、ある項目のデータを入力すると、別の項目の推定データを出力することが可能で、入出力する項目は、備えられたすべての項目から自由に設定することができる。

両社は、「仮想人体生成モデル」の開発にあたり、数十から数百項目の雑多なデータセットを複数組み合わせ、ひとつの巨大なデータセットとして訓練を行った。

このアプローチは、データセット間の質の異なりや、巨大な欠損部分の取り扱いが課題となるが、一定の予測精度を保ったまま多種多様な項目の推定が可能となったという。

「仮想人体生成モデル」は、花王がPFNの協力のもと、協業する事業者や研究機関などにAPI経由で提供し、各事業者がエンドユーザに対してさまざまな価値創造や提案をする際に活用することや、各研究機関が仮説構築の際に使うことなどが想定されている。

花王とPFN、1,600以上の項目から出現パターンを推定可能な「仮想人体生成モデル」を共同開発
「仮想人体生成モデル」のアプリケーション開発事業者による活用イメージ。

今後は、協業する複数の事業者とともに、2022年中の実用化を目標に検証を行うという。

さらに花王は、PFNの協力のもと、2023年初頭を目標に、「仮想人体生成モデル」をAPI経由で提供する、新規デジタルプラットフォーム事業の開始を目指すとしている。