PacPortとアイホン、荷物の伝票番号でオートロックを解錠する荷物認証宅配システム「Pabbit」を共同開発

近年、新型コロナウイルス感染症拡大による環境変化を受け、ネットショッピングの利用機会が増加し、宅配便取扱個数が急増している。マンションの共用スペースにおける宅配ボックスの設置や、置き配などの再配達回避に向けた対策が進む一方で、オートロック付きマンションでは「宅配ボックスの空きがない」、「共用部への置き配は防犯上難しい」などの理由から、再配達を避けられないケースもある。

株式会社PacPortとアイホン株式会社は、荷物の伝票番号がエントランスインターホンの認証キーとなる荷物認証宅配システム「Pabbit」を共同開発した。

Pabbitは、オートロック付きマンションにおいて、配送業者が荷物の伝票番号(バーコード)を認証キーとしてオートロックを解錠することで、居住者の不在時でも入館が可能となり、各階・各戸専用宅配ボックスに荷物を届けることができる宅配システムである。

インターホン経由の荷物認証による解錠システムを採用することで、居住者の不在時でもエントランスやフロアセキュリティ(エレベーターの着床階制限)を通過し、各階や各戸に設置された宅配ボックスや玄関先まで荷物を届けることができる。これにより再配達の削減が見込まれることから、ラストワンマイル問題の解決、配送業者の人手不足対策や二酸化炭素(CO2)排出量抑制の一助にもつながるという。
PacPortとアイホン、荷物の伝票番号でオートロックを解錠する荷物認証宅配システム「Pabbit」を共同開発
Pabbitを採用する現在建築中の分譲マンションでは、各住戸に専用宅配ボックスが標準装備される。また、既存物件にも対応が可能となることから、これまで課題だった既存のオートロック付きマンションへの置き配サービスも実現する。

Pabbitを活用することにより、配送業者は独自に新たなシステムや端末を開発する必要がなく、導入費用や維持管理費を抑えることができる。また、よりセキュアで利便性の高い宅配サービスの提供が可能になるほか、フロアセキュリティが設けられている物件においても、スムーズな階間移動が可能になることで宅配員の負担軽減につながる。居住者においては、宅配員のなりすましを防ぐとともに、非対面でも安心して確実に荷物を受け取れる環境を実現する。

今後両社は、配送業者のほか、ネットスーパーなどにも順次拡大していく予定とのことだ。