株式会社村田製作所は、土壌の肥料や水分、温度をモニタリングして、農地の状態を見える化する土壌センサを開発し、量産を開始した。
この土壌センサは、ECセンサ、水分センサ、温度センサを搭載しており、肥料・塩分(イオン)や水分、温度を計測することができる。
ECセンサは9つの電極を採用しており、多くのパターン計測により、異常値を可能な限り排除したEC計測を実現している。
肥料の計測は独自アルゴリズムにより、土壌の肥料だけを計測できるセンシングを可能にした。
主な用途としては、「水や肥料の量のモニタリング」「塩分量のモニタリング」「土の中の水や肥料の3D分布のモニタリング」が挙げられており、収穫量の増加や収量差の原因究明、収穫量の安定化といった効果が期待されている。

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