ウェザーニューズ、気象データ提供・分析サービス「WxTech」に電気事業者向けの風力発電量予測サービスを追加

株式会社ウェザーニューズは、2017年にフランスの気象会社Metnextを買収し、パリに「ウェザーニューズ フランス」を設立している。

ウェザーニューズ フランスはAIを用いた新たな風力発電量予測モデルを開発し、2022年4月より欧州向けに「風力発電量予測サービス」の提供を開始しており、すでにポルトガルの電力会社RENにて運用を開始している。

そうした中日本においても、気象データ提供・分析サービス「WxTech(ウェザーテック)」での電気事業者向けサービスとして、「風力発電量予測サービス」の提供を2022年6月8日に開始した。電力取引時間や企業のニーズにあわせて、5〜30分単位の風力発電量予測データを7日先まで提供する。

「風力発電量予測サービス」では、発電所の過去数年間の発電量実績データと当時の気象解析データをAIで学習させた風力発電量予測モデルに、1kmメッシュの風の予測データを入力することで、風力発電量を予測する。

また、風力発電量予測モデルへの入力値として、発電機の高さに対応した地上60mから200mの風向・風速の予測データを用いることで、さらに精度を高めることができる。

ウェザーニューズ、気象データ提供・分析サービス「WxTech」に電気事業者向けの風力発電量予測サービスを追加
1kmメッシュの風速データの出力イメージ

現在、日本の電力取引時間は30分間隔だが、企業のニーズに合わせて、1kmメッシュの風力発電量予測データを5〜30分単位で提供する。また、データはクラウドを経由してAPIで提供することも可能だ。

今後ウェザーニューズは、FIT(固定価格買取)制度からFIP制度に移行が進んでいく中で、「風力・太陽光発電など再生可能エネルギーの主電源化」「系統運用のための需給バランスの最適化」「再エネバックアップ電源確保」の3つの取り組みについて、「WxTech(ウェザーテック)」で揃えている気象データセットや発電量予測、需要予測などのサービスで支援していくとしている。