シーメンス株式会社は本日、オープンなデジタルビジネスプラットフォーム「Siemens Xcelerator」を発表した。
「Siemens Xcelerator」には、シーメンスおよび認定サードパーティが提供するIoT対応ハードウェア・ソフトウェア・デジタルサービスのポートフォリオや、パートナーエコシステム、顧客、パートナー、および開発者間の交流とやり取りが行えるマーケットプレイスが含まれている。

また、シーメンスは、米国を拠点とする資産・メンテナンス管理ソフトウェアカンパニーであるBrightly Softwareを買収することで合意しており、「Siemens Xcelerator」の一環として、最初のSaaS製品「Building X」を新たに発表した。
「Building X」は、モジュラー型の完全なクラウド型オープンソフトウェアであり、AI対応アプリケーション、コネクティビティおよび内蔵されたサイバーセキュリティ機能を備えている。
加えてシーメンスは、産業向けのIIoT(Industrial Internet of Things)ソリューションを、Industrial Operations Xとして統合する予定だ。
これにより、センサ・エッジ・クラウドといったソリューションと、アプリケーション・IoT as-a-service・ローコード開発機能・アプリが、1箇所に集まる。
さらに、アクセンチュア、Atos、AWS、ベントレー、マイクロソフト、SAPといった他企業とのパートナーエコシステムを成長させる取り組みを行っており、本日、NVIDIAとの提携拡大も発表している。
今後両社は、「Siemens Xcelerator」と、3D設計コラボレーションプラットフォームである「NVIDIA Omniverse」を連携させる予定だ。
これにより、シーメンスの物理ベースのデジタルモデルと、NVIDIAの物理的に正確なAI対応リアルタイムシミュレーションによる、産業用メタバースを構築していくとしている。
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