IVIがカーボンニュートラルに向けた「つながる工場」の活動を開始、産業界のGXを推進

インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(以下、IVI)は、IoTなどを活用した「つながるものづくり」を、「ゆるやかな標準」というコンセプトをもとに実現することを目的として設立された、製造業を中心としたフォーラムだ。国内外で230社・団体、642名が参加している。

カーボンニュートラル(CN)やグリーントランスフォーメーション(GX)へ向けた取組は、IVIの3つの常駐委員会のもとで行われている「つながる工場」にとって避けて通れないものであると同時に、なくてはならない情報基盤の一部であるとしている。

そうした中、IVIは本日、IVI内部に設置したカーボンニュートラルタスクフォース(以下、CNタスクフォース)の活動を開始したことを発表した。

CNタスクフォースの具体的な活動内容は以下の通りだ。

  1. CNへ向けたつながる工場のリファレンスアーキテクチャーの提案
  2. CNへ向けたスコープ3に関する困りごとの抽出と課題の体系化
  3. CNへ向けた業務シナリオの類型化とゆるやかな標準の活用法の提案
  4. CNへ向けたベストプラクティスの抽出とCIOFによる伴走支援
  5. CNおよびGXに関する政府および関連団体との情報共有および連携

こうしたCNタスクフォースは、「つながる工場」に関する取り組みの横ぐしとして、IVIのCNに関する活動全体を統括する。

CNタスクフォースには、主査および副主査を置き、IVIメンバーおよび関係するステークホルダーや外部の有識者も加えた活動とすることで、IVIだけでなく産業界全体のCN化を推進していくものだ。

2022年度の活動では、GHGプロトコルのスコープ3(サプライチェーン排出量)にフォーカスし、つながる工場間でのデータ交換のための共通ルールの設定によって、中小製造業でも実現可能なリファレンスアーキテクチャー(参照モデル)を作成する。

IVI理事長 西岡靖之氏は、「IVIでは、日本を代表する重工業、鉄鋼業、自動車、電機、そして多くの中小製造業が会員企業としてグループを作り、『つながる工場』のためのオープンな連携技術を用いて実証実験を行ってきました。

契約に基づくデータ交換のしくみであるCIOF(企業間オープン連携フレームワーク)を活用することで、カーボンフットプリントやカーボンプライシングの可能性も見えてきました。CNタスクフォースにより、そうした成果をまとめアウトプットすることで、CNの実現に貢献したいと思います。」と述べている。