日清紡マイクロデバイス株式会社は、IoT実証実験などで使用できる環境センサーボードの第二弾「RIOT-002シリーズ」を発売することを発表した。
RIOT-002シリーズは、温度・湿度・気圧・照度・3軸加速度センサーの情報を、Bluetooth Low Energy(BLE)を使ってタブレットなどに送る事ができるボードである。
日清紡マイクロデバイスのエナジーハーベスト用/超低消費電流の各電源ICとReal Time Clockを搭載しており、IoTエッジ端末で要求される自立発電・電池の長寿命化を実現する。具体的には、エナジーハーベスト用降圧DC/DCコンバータR1801を用いることで、太陽電池から電力を取り出し2次電池に充電する。最大電力点の制御機能により、太陽電池の発電量が最大になる電圧に設定できるため、利用の太陽電池に合わせた設定が可能だ。
また、バッテリーモニタ機能付き超低消費電流昇降圧DC/DCコンバータ「RP605」と超低消費電流「LDO RP118」を用いて、MCU・BLE・センサーを動作させるため、スタンバイ・アクティブ動作ともに高効率で動作させることができ、平均動作電流(BLE送信5秒間隔時)は、22uAとなっている。
さらに、RIOT-002シリーズには専用のAndroidアプリケーションが付属する。専用アプリにより各種環境データがモニタリング可能で、またアプリケーションにより稼働時間の設定、環境データ送信周期の設定等が可能だ。
第一弾のRIOT-001と比較して、3軸加速度センサー搭載によるユースシーンの拡張や電源ICの最適化、RTC時間管理による省エネ化、Android専用アプリケーションの改良(稼働時間の設定、データ送信周期の設定等)、様々な小型電池への対応が可能となった。
RIOT-002を活用することで、企業のIoTエッジ端末開発の容易化および工期短縮に貢献する。また、環境データのロガー、電子棚札等への応用が可能だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。