ミツフジ、着衣型生体センサーなどのウェアラブル総合ブランド「hamon®」の販売を開始

ミツフジ株式会社は、2016年12月12日より、ウェアラブル総合ブランド「hamon®」の販売を開始したことを発表した。

同社は、これまで導電性繊維「AGposs®」の販売を行い、繊維メーカーとして繊維素材を提供してきたが、これからはウェアラブル総合メーカーとして、「hamon®」というブランド名のもと、アパレル(着衣型生体センサー)、電子製品(トランスミッタ)、IT(アリゴリズムソフトウェア、クラウド)まで、トータルで自社開発と販売を行う。

第一弾発表製品として、ホールガーメント®編成を利用し着心地を重視した電極一体型の着衣型センサー、および、心電・RRI・加速度・ジャイロ情報などが取得できる小型トランスミッタを販売。また、自社および、さまざまな協力会社のアルゴリズムと連携したウェアラブルIoTサービスも提供していく。

■hamon®(ハモン)とは
アパレル(着衣型生体センサー)、電子製品(トランスミッタ)、IT(アリゴリズムソフトウェア、クラウド)まで、トータルでソリューションを提供するウェアラブル総合ブランド。hamon®の名前は、日本語の「波紋」に由来。ヒントとなったのは、日本庭園に置かれている手水鉢。ぽたりぽたりと水滴が落ち水面に波紋が広がる様子と、心臓の鼓動、呼吸を通してエネルギーが身体じゅうに伝わるイメージが、生体情報を取得して解析するミツフジのウェアラブルデバイスに重なった。また、京都の伝統産業である西陣織で起業したミツフジが、繊維を活用した新たな最新テクノロジーを駆使して世界に波紋を広げていく、という意味も、この名前には込められている。

hamon®の電極一体型着衣型センサー
hamon®の電極一体型着衣型センサー

※ホールガーメント®とは
㈱島精機製作所の登録商標で、㈱島精機製作所が独自で開発した世界初の無縫製ニット横編機によって作られた“縫い目のない”ニットウェア。前身頃、後身頃、袖といった別々のパーツを編んだ後で一緒に縫い合わせる従来の製法に対し、一着まるごとの状態で、編み機から直接、立体的に編成。そのため、ニット本来の手触りと軽さを引き立て、ドレープ性、フィット感を高めた製品となる。
そのため、ニット本来の手触りと軽さを引き立て、ドレープ性、フィット感を高めるだけでなく、裁断や縫製による導電性能の低下・途切れを防ぐ。

<hamon®のサービス一例>
「従業員健康管理&見守りシステム」(パナソニック ソリューションテクノロジー㈱と共同提供)
ミツフジの着衣型センサーを使い、睡眠時の従業員の眠りの深さ・心拍・呼吸・寝相などのデータを収集。アルゴリズムで総合的に判断をし、睡眠の状態を見える化することにより、健康管理および指導につなげる。また、長距離ドライバーや鉄道運転手など現場業務従事者にウェアラブルデバイスを着用してもらうことで、眠気などを検知する危険防止見守りサービスも来年度販売予定をしている。

【関連リンク】
hamon公式サイト

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