ソラコムとプリファードネットワークスの提携、TenserFlowの力 ーCeBIT2017 レポート その3

ドイツハノーバで開かれていたCeBIT2017、すでにグローバル企業としての一歩を歩み始めたソラコムと、TenserFlowを活用した事例の紹介をしていたブースを取材した。

ソラコムのグローバル展開とプリファードネットワークスとの提携

Japanパビリオン内だけでなく、テレコム関連企業があつまる一角にソラコムのブースが構えられていた。

既にMWCで発表されたグローバル展開の中で、ソラコムの欧州企業との取り組みは以前紹介した通りだ。

ソラコム、ヨーロッパ進出、利用可能デバイスを展示 -MWC2017レポート④

Preferred Networks

プリファードネットワークスとのデモでは、会場内の人をリアルタイムでモニタリングし、性別や年齢を判断するところまではデバイス側で、取得した数値データをクラウドにアップロードする部分はSORACOM Airで行うといったデモであった。

CeBIT2017 SORACOM PrefferdNetworks
ディスプレイ右上に備えられたカメラで会場を取得
CeBIT2017 SORACOM PrefferdNetworks
こんな小さなボードでも、画像解析をして、性別・年齢の判別は可能ということだ(PreferredNetworksのCTO 久保田氏)
CeBIT2017 SORACOM PrefferdNetworks
Huawei製のTELUSではすでにSORACOMのGlobal SIMが動くことを確認済み(ソラコム 玉川氏)

「提携に関しても、今後様々な計画を検討している」(ソラコム 玉川氏)ということで、AI分野での注目企業であるプリファードネットワークと、今後どういった仕掛けが行われてくるのか、楽しみだ。

参考:Preferred Networks

WAVESYS

CeBIT2017 WAVESYS

ポルトガルのネットワークソリューション企業である、WAVESYSでは、セルラー通信だけでなく、様々なネットワークを同時に制御することができる、ネットワークルーターを展示していた。

CeBIT2017 WAVESYS

3G/4Gセルラー、Ethernet、5.0G/2.4G wifi、LoRa@868GHz、ZigBee@2.4GHz、6LoWPAN@868GHz、シリアル、と多様な通信に対応している。

これらを活用して、メッシュやリング、マルチポイントのネットワークを構成することができるので、M2Mやスマートシティの分野で活躍するだろう。

CeBIT2017 WAVESYS

すでに、セルラー部分でSORACOMとの互換性が検証されているということだ。

参考:WAVESYS

TensorFlow

CeBIT2017 TensorFlow

Googleが提供する、TensorFlowを活用した取り組みについて展示されていた。

まずは、おなじみ、キュウリの判別機だ。キュウリの形を画像認識して良品かどうかをより分けるというアイデアを農業の傍ら作られたというものだ。

CeBIT2017 TensorFlow

「現地メディアからも面白い、と取り上げられた」ということだ。(Google 佐藤氏)

次に、学生がTensorFlowの利用例として、唐揚げのサイズを判別して一番小さいものをロボットアームがより分けるというデモを作っていた。

まだそれほど経験がない人でも、簡単に利用できるということがポイントだということだ。

CeBIT2017 TensorFlow

最後は、ドローンで取得した画像から車を認識して車両の数などを管理するというものだ。

CeBIT2017 TensorFlow

現場の課題を解決するのに、TensorFlowが役に立った好例だということだ。

CeBIT2017 TensorFlow

SORACOMもTensorFlowも他にも類似のサービスはいくつもある。しかし、それぞれの特色がきちんと出ているサービスは、利用者に取っても利用しがいのあるものになる。今後、IoTを活用したビジネスをやる際にも、それぞれのサービスの特徴をよく理解して利用していくことが重要だ。

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