東京エレクトロンデバイスのIoT向けノンプログラミング開発クラウド”Connexon” -第6回 IoT/M2M展【春】レポート−2

先日開催された、IoT/M2M展のレポート、第二回は、東京エレクトロンデバイスのIoT向けのノンプログラミング開発サービスを紹介する。

そもそも、IoTにおいてエッジ側(モノ側)の動作を制御するには、組み込みコンピュータと呼ばれるアルゴリズムをあらかじめ準備して、デバイスに装置としてつける必要があった。

しかし、それでは柔軟なプログラムを搭載することもできないし、組み込みコンピューティングのための開発言語を習得したエンジニアも必要になる。

この事が、エッジ側のコントロールの不自由さを生み出し、全体の系としての柔軟さを担保できないことが課題となっていた。

そこで、東京エレクトロンデバイスは、IoTデバイスに対するプログラムをノンプログラミングで行うことができる開発ようのクラウドを提供するというのだ。

Connexon

エッジ側の制御を行うといったが、現状比較的簡単な分岐処理をこなせればよいという状況だ。

そこで、Connexionでは、DFAコンポーネントと呼ばれる、処理機能をあらかじめ準備しておくことで、データフローを簡単に作る事ができるのだ。

そして、作りこんだプログラムをアプリとしてビルドし、例えばゲートウェイ機器のなかに搭載するのだ。

コンポーネントの例としては、「読み込み・書き込み」「加工・解析」「外部連携」といった様々な機能があらかじめ準備されていて、それをドラッグ・アンド・ドロップしてデータフローを視覚的に作る事ができる。

Connexonを使う事で、開発の短期化と、開発工数の短縮がはかれるのだという。

6/1より無料トライアルが開始され、7月よりサービス開始をするということだ。

詳しくは、専用サイトで見てほしい。
https://connexon.tokyo

デモンストレーション

IoT/M2M展2017

また、今回の展示では、通信ゲートウェイに実際に作られたアプリを活用したデモだ。

センサーが振動や温度を検知し、データ収集用産業向けPCがデータを整理する。その上で、様々な情報をすべての機器から収集して、クラウドにあげたのち、分析したり故障予測したりするというのだ。

このデモでは、産業用PCはそれほど多くのデータは捌けないが、センサーが取得する多くのデータを整理することに専念するプログラムが搭載されている。ある程度サマリーされた情報をクラウドに蓄積していき、高度な解析を施すというデモとなる。

今後、このソリューションのように、エッジ側を簡単にインテリジェントにする仕組みが登場してくるだろう。

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