DeepMindの囲碁AIプログラム「AlphaGO」、世界最強囲碁棋士との第二局にも勝利

IotNews Global

5月23-27日、中国の烏鎮市で中国政府やグーグル主催で行われている「The Future of Go Summit」にて、グーグル傘下のDeepmind社が開発したAI「AlphaGO」(アルファ碁)が、世界最強とされる囲碁棋士 柯潔氏(カ・ケツ)との勝負をし、二局連続で勝利をあげた。

世界の最も複雑なボードゲームの一つである囲碁はチェスに続き、AI実力の発揮に使われている。囲碁はチェスより存在可能な局面が極めて多いため、AIが囲碁試合で人間に勝つまでに20年間もかかったが、それにしても専門家の予測より10年間も早く実現され、偉業である。

The Future of Go Summitで活躍している「Alpha Go」は去年韓国の棋士 李世乭に勝った「Alpha Go」とは違うバージョンである。従来、「Alpha Go」は囲碁棋士試合から学習してきたが、2017年に「AlphaGO」の新しいバージョンが発表され、この「AlphaGO」は自分との試合で学習するようになった。「AlphaGO」対「AlphaGO」の試合は現在、学習に最良データであり、そのデータを使用しシステムはもっと自己学習や強化学習ができて、囲碁以外の分野で課題解決の学習も可能になったという。さらに、システムが使う処理能力が従来10分の1に減った。

「AlphaGO」によってAIの実力を展示したDeepMindがイギリスのNational Gridという送電網のAIによる効率化プロジェクトについて交渉していると明らかになった。

「AlphaGO」対柯潔氏の第三局は5月27日に行われる予定だ。

AlphaGo 2017 event page
DeepMind
GoogleのAIが、囲碁のプロ棋士に勝利(2016年の記事)

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