ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーカンパニー(以下、グッドイヤー)は、Tesla電気自動車の都市間モビリティサービスを提供するTesloopに、自社のインテリジェントタイヤが採用されたと発表した。
グッドイヤーのインテリジェントタイヤにはワイヤレスセンサーを装着。タイヤ温度と空気圧を継続的に測定し、記録する。そして、このデータは他の車両の運行データと併用し、またクラウドベースによるグッドイヤー独自のアルゴリズムと組み合わせることで全車両のフリート運行を強化、タイヤの補修や交換の時期を予測する。
グッドイヤーは、Tesloopとの共同プログラムの一環として、乗用車についてもモバイルフリートソリューションを提供しており、Tesloopの車両が充電スタンドで駐車している間にタイヤのメンテナンスや修理を行う。
Tesloop CEOのRahul Sonnad氏は次のように述べている。
「1年365日ほぼノンストップで車両を運行するのであれば、タイヤ事故を最大限に防ぐことが顧客のビジネスモデルには絶対不可欠です。データに基づく診断の可能性は目覚ましいもので、Tesloop社のようなビジネスにとっては、その経営の効率化の助けともなり、また車両の運行を路上で最も安全なものとするのです」
Tesloopは、Tesla車両のフリート運行を行っており、同車両の走行距離は1台あたり1ヶ月平均17,000マイルにのぼる。最も走行距離が優れたタイプは2015年に発売したTesla Model Sで、最近になって運行距離が300,000マイルを超えた。
グッドイヤーは、2017年1月以来Tesloopと提携し、自動運転車がタイヤに及ぼす影響について研究を行っている。
【関連リンク】
・グッドイヤー(Goodyear)
・Tesloop
・テスラモーターズ(Tesla Motors)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。