さくらインターネットや京セラなど、Sigfox、LoRa、Wi-SUNの3方式が同時に使えるテストベッドを構築

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、スマートIoT推進フォーラム 技術戦略検討部会 テストベッド分科会、YRP研究開発推進協会 WSN協議会、株式会社横須賀テレコムリサーチパーク、横須賀市、京セラコミュニケーションシステム株式会社、さくらインターネット株式会社、アンリツエンジニアリング株式会社は、Sigfox、LoRa、Wi-SUNの3種類が同時に使えるLPWAテストベッド構想をまとめた。

この構想をもとに、横須賀市にハイブリッドLPWAテストベッドを構築し、株式会社横須賀テレコムリサーチパークが2018年4月よりサービスを開始する。

米調査会社のガートナーによると、2009年時点でインターネットにつながっていたモノの数はおおよそ25億個で、そのほとんどは、PCやスマートフォン、タブレット端末といったデバイスだが、2020年までには、IoTの普及は急速に進み、300億個以上のデバイスがつながり、コンピュータ以外のデバイスが過半数を占めると予測されている。

そのIoTデバイスからデータを集めるための最も有力な通信の1つとして低消費電力かつ長距離無線通信が可能なLPWA(Low Power Wide Area)があるが、そのLPWAの方式は複数存在し、IoT事業を検討する企業にとって、どのLPWAを採用するかできるだけコストも時間もかけずに正確に判断したいという要望があるという。

ハイブリッドLPWAテストベッドは、IoT事業を検討している企業の要望に応えるため、 Sigfox(京セラコミュニケーションシステム株式会社)、LoRa(さくらインターネット株式会社)、Wi-SUN(YRP研究開発推進協会 WSN協議会)の3種類のLPWA方式の技術実証と社会実証が同一条件下で可能な環境となっている。

これにより、例えば、企業は自ら実証環境を構築することなくコストと時間をかけずに、IoT事業に適したLPWAを選択することが可能となり、IoT事業のサービス展開の加速が期待される。

具体的なテストベッド環境について、STEP1として横須賀市役所とYRPセンター1番館の屋上に、Sigfox、LoRa、Wi-SUNの3方式の基地局を設置し、市内の5か所に設置された疑似センサーデバイスから同一環境、同一条件でデータを集め、地形や気象条件等による通信特性の変化、通信品質への影響などを確認することができる。

また、利用者の子局をテストベッドの基地局に収容することも可能だ。なお、STEP1のテストベッド環境は現在構築中であり、2018年4月にサービスを開始予定だという。

【関連リンク】
さくらインターネット(SAKURA Internet)
情報通信研究機構(NICT)
スマートIoT推進フォーラム
YRP研究開発推進協会
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)
アンリツエンジニアリング(Anritsu Engineering)

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