株式会社NTTドコモは、エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社が提供するマルチデバイスに対応したクラウド型遠隔作業支援ソリューション「Smart Glass Cloud」を、5Gソリューションとして2021年7月7日より法人向けに販売開始する。
「Smart Glass Cloud」は、作業現場と遠隔支援者を映像でつなぎ、遠隔での現場作業支援、現場作業映像の録画、ハンズフリーでの作業者とのコミュニケーションなどを提供するサービスだ。
現場作業者は、AR、スマートグラス、スマートフォン、タブレットなどのマルチデバイスを通じて、現場の映像や音声を遠隔支援者にリアルタイムに伝送する。
支援者は、作業者が必要とするマニュアルや、作業指示を書いた現場画像などをマルチデバイス上に表示させることができる。
また、多拠点連携に対応しており、一人の熟練者による複数現場支援や複数人の熟練者からの同時作業支援が可能だ。

そして、低帯域のモバイル通信環境であっても、H.264/SVCコーデック利用により帯域に合わせて解像度、フレームレートを最適化することで、通信環境を整える。
なお、アプリケーションは英語にも対応しているため、グローバルで利用することができる。
想定される利用シーンは、製造業における製品の保守メンテナンス業務や、情報通信・IT および電気・ガスなどのインフラ業や建設業における設備点検業務などだ。また、自治体など公共機関が、風水害や火災、事故などにより被災した現場の被害状況把握のために活用することも可能だ。
今回、ドコモから「Smart Glass Cloud」を提供するに当たり、5Gと組み合わせた提供も可能。5Gと組み合わせることで、高精細な映像伝送による詳細な作業指示出しや同時多人数での作業映像を共有することができる。
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