株式会社熊平製作所、株式会社クマヒラ、リアルネットワークス株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、AI顔認証プラットフォームを搭載した可搬型のセキュリティゲートである「AI顔認証モバイルゲート」(検証用プロトタイプ)に、5G及び端末により近い位置にサーバーやストレージを配備する仕組みである「docomo MEC」を組み合わせ、大規模イベントなどでの入場管理業務の効率化を図る共同検証を実施した。
今回の検証では、チケット購入者本人を認証しチケットの正当性をチェックする業務に、5G及びMECを組み合わせた「AI顔認証モバイルゲート」を活用した。
その結果、1分間にゲートを通過できる人数が、従来環境と比較して23%増加した。
また、通常セキュリティゲートはオンプレミスで構築されるが、5GとMECの活用により、可搬型であっても高いセキュリティや高速処理を実現している。
4社は検証結果を踏まえ、「AI顔認証モバイルゲート」の商材化に向けた検討を行うとしている。
今後は、大規模イベントの運営企業など、入場管理業務を行う企業に向け日本各地において共同でプロモーションを実施し、デベロッパーや建設などの業界における活用を想定している。
加えて、将来的には、5Gだけでネットワークを構築する5G SA(スタンドアローン)でのネットワークスライシング活用なども検討していく予定だ。
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