アムニモ、コンパクトルーターシリーズの新製品「WiFi搭載ルーター」の開発を開始

アムニモ株式会社は、IoT機器等に実装されるLTE通信用の通信モジュールのプロセッサにVPN対応のルーター機能を実装することに成功し、低コストのLTE通信デバイスを提供することを可能にした。

この技術を用いた製品の第一弾として、コンパクトルーターAC10を2022年7月より発売している。

そして本日、アムニモは、この技術を用いた製品の第二弾として、WiFi搭載のコンパクトルーターの開発を開始したことを発表した。

このWiFi搭載コンパクトルーターAC15は、2.4Ghzと5GHzの両方の周波数に対応した産業用WiFiルーターで、2つのEthernetのポートとも合わせて現場側の機器と接続することができ、そこで生成された情報をLTE経由でインターネットに送ることができる。

アムニモ、コンパクトルーターシリーズの新製品「WiFi搭載ルーター」の開発を開始
WiFi搭載コンパクトルーターAC15(開発中)の装置構造

内蔵アンテナが実装されており、外部にアンテナを装着しなくてもLTE通信・WiFi通信を利用することが可能。(外付けアンテナ用の同軸コネクタも装着)

また、複数SIMカードを搭載することが可能であり、通信キャリアの障害時にネットワークを切り替えて通信を復旧することができる。

VPNの機能としては、IPSecをサポート。また、remote.itについては、簡易型のクライアントアプリケーションがプレインストールされており、remote.itサービスのターゲットとして動作することが可能だ。

瞬停対策には、大容量キャパシタを搭載することで、外部電源が遮断された後も数十秒間動作し続けるため、不安定な電源の場所でも停止時間の少ない運用が可能となる。外部電源遮断の際にはアラームを送信することにより、デバイス管理システムにおいて外部電源の喪失を原因とする障害であることが表示されることにより、原因調査の対応を可能とする。

さらに、アムニモが提供するクラウドサービスであるデバイス管理システムとの連携により、保守運用に関するさまざまな作業をクラウド経由で実施することができる。

例えば、フィールドへの設置後のファームウェア更新や設定内容の変更、トラブル解析のためのログ収集、故障交換のためのデータの引継ぎ等の作業をクラウド経由で実施することが可能だ。

利用用途としては、WiFiインターフェースを持つ産業用機器、睡眠モニターや見守りサービス等の一般消費者向けサービス、電車やバス等の車内機器、ネットワーク障害時のバックアップ等での活用が見込まれている。

アムニモ、コンパクトルーターシリーズの新製品「WiFi搭載ルーター」の開発を開始
WiFi搭載コンパクトルーターの利用用途例

アムニモは、WiFi搭載コンパクトルーターAC15提供を、2023年初夏からの開始を目指して開発を進めていくとしている。

なお、2023年2月28日~3月3日に東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2023」に、WiFi搭載コンパクトルーターAC15を参考出品する。

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