製造・物流業種では、情勢や状況変化に対応すべく、工程変更が頻繁に行われている。
その際、各工程を構成する機器類を繋ぐ有線ケーブルの配線・配策や、それに伴う配管の新設・撤去、システム全体の正常性確認などが現場の負担となっているのだという。
そうした中、東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、マネージドローカル5Gサービス「ギガらく5G」を活用した実証を、自社施設にて開始した。
今回の実証では、機器メーカと連携し、製造・物流現場の搬送・検品工程を担う複数の機器類を「ギガらく5G」へ接続して検証する。
また、「ギガらく5G」を通じた製造実行ソフトウェアによる各種機器類の一元管理を行う。
具体的には、製造実行ソフトウェア(MES)上に、「ギガらく5G」上で動作する全機器の制御・状態監視信号を入出力するAPI機能や、これら機器制御・状態監視信号を最新状態で保持するデータベース機能、ローコードソフトウェア「Node-RED」によるシステム動作を可視化し、ソフト改変しやすい保守開発環境を設け、可用性を検証する。
NTT東日本は今後も、製造・物流工程に用いられる機器メーカと連携し、「ギガらく5G」との接続検証を進めていくとしている。
なお、2023年5月に開催される「ワイヤレスジャパン 2023」と、同6月に開催される「Interop Tokyo 2023」において、今回実証で利用する各機器を連動させたデモ展示が行われる。
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