日本電気株式会社(以下、NEC)は、LANスイッチ、無線LAN製品のトータルブランドである「UNIVERGE QXシリーズ」のラインナップに、新規格であるWi-Fi 7に対応した無線LANアクセスポイント「UNIVERGE QX-W1240」を商品化し、2023年6月12日より販売活動を開始する。
なお、受注開始は9月、出荷開始は10月を予定している。
今回発表された新商品は、新規格Wi-Fi 7に対応した法人向け無線LANアクセスポイントだ。
Multi-Link Operation(MLO)などのWi-Fi 7新技術を採用しており、対応している端末であればWi-Fi 7の特長である高スループットかつ低レイテンシ―を実現できる。
また、従来利用していた2.4GHz帯、5GHz帯に加え、6GHz帯を含む3つの周波数帯域(バンド)を同時に利用できるトライバンドにも対応。バンドを使い分けながら混雑を避け、最大18.67Gbps(理論値含む)のWi-Fi通信が可能だ。
これにより、ノートパソコンなどのOA端末だけでなく、通信機能を持つIoT機器を多数接続した際も、3つの周波数帯域を使い分けることができる。
さらに、アップリンクポートには10GBASE-Tポートを搭載し、マルチギガビットイーサネット(2.5GBASE-T/5GBASE-T)にも対応している。
なお、「UNIVERGE QX-W1240」は、従来の「UNIVARGE QXシリーズ」の機能を継承しており、日本の気象条件を考慮した動作環境温度-10~+50℃への対応や、位置情報サービスなどの付加価値を提供するBLE(Bluetooth Low Energy)機能、無線LAN環境を自動的に最適化するNECの無線技術「Smart Wireless Technology」を搭載している。
また、NECプラットフォームズが提供しているクラウド型統合管理サービス「NetMeister」や、購入から出荷停止の5年後まで、故障機を無償で交換するリミテッドライフタイム保証にも対応している。
なお、「UNIVERGE QX-W1240」は、6月14日~16日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2023」にて展示される予定だ。
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