BCPの通信対策は、非常時に活用する機器や回線を用意しておくことが重要だが、それをすぐに使えるよう、非常時の備えを通常時から活用しておく「フェーズフリー」という考え方が注目されている。
そうした中、a2network株式会社は、「通信インフラのBCP対策」となるオフィスネットワークの冗長化ソリューションを発表した。
a2networkは、昨年より同社が提供するBCP対策通信ゲートウェイ「スカイベリーpro」において、無線回線を活用したネットワークの冗長化ソリューションを提供しており、今回、光回線も含めた4回線の冗長化を可能にする新しい製品を開発した。
この製品では、既設のゲートウェイを「スカイベリーpro」に変更することで、ドコモ・au・ソフトバンク3社に加え、光回線のケーブルに接続できるようになる。

通常使っている光回線を「スカイベリーpro」につなげておくことで、災害による断線等で光回線が使えなくなった時も、自動的に無線回線に切り替えが行われる。
さらに、無線回線もドコモ・au・ソフトバンクの3回線を使えるため、有線・無線を問わず、4つの回線のうち通信がつながっているものを優先順位順に選択して使用することができる。
現在「スカイベリーpro」の光回線と無線の切り替え機能の実装は完了しており、今後は2023年度中に実案件の受注を開始すべく、プロトタイプをベースに現場での運用に即した仕様を組み込んでいる段階だという。
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