アムニモ株式会社は、コンパクトルーターシリーズの第三弾「無線LAN搭載型コンパクトルーター(屋外版) AC25」の販売を9月1日より開始する。
アムニモのコンパクトルーターシリーズは、LTE通信用の通信モジュールのプロセッサにルーター機能を実装している。これにより低コストを実現し、さらに瞬停対策やLTE回線冗長化(複数SIMカードの搭載)など信頼性の高いシステム運用を可能とするLTE通信デバイスのシリーズとなっている。
今回販売するAC25は、IP66の防水防塵性能や誘導雷対策、結露対策が施されており、かつ動作温度は-20~60℃と幅広い温度をカバーしているため、直射日光が当たるような屋外にも設置できるIoTルーターである。PoEにて防犯カメラに給電することが可能、且つ無線LANインターフェースで各種機器と接続できることから、屋外でIoTを利用するさまざまな用途に対応している。
例えば、PoE給電で動作する屋外の防犯カメラの映像をLTE経由で外部のサーバーに送る、屋外施設の遠隔監視においてセンサーが検知した情報をLTE通信経由で管理サーバーに送る、屋外や水滴がかかる環境に設置した無線LANインターフェースを持つ産業用装置の遠隔制御・遠隔監視、屋外での決済や登録確認を実行する各種サービスの提供のための通信機能の実装などが挙げられる。具体的な利用シーンとして、発電・送電施設の監視、踏切・鉄道沿線の映像監視、コインパーキングの決済、屋外防犯カメラの映像送信などでの活用が見込まれる。
機器との接続用のインターフェースにおいては、2ポートのEthernetのポートのうち1ポートでPoEによる給電機能をサポートしており、防犯カメラ等のPoEで動作する機器に給電(および死活監視)することが可能だ。また無線LANは、2.4GHzのみならず屋外で利用可能な5GHzの周波数にも対応している。
さらに。VPNの機能としてIPSecをサポートするほか、瞬停対策として大容量キャパシタを搭載することで、外部電源が遮断された後も数十秒間動作し続けるため、不安定な電源の場所でも停止時間の少ない運用が可能だ。外部電源遮断の際にはデバイス管理システムに対してアラームを送信することもできる。
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