理経と日東通信がsXGP対応無線装置と音声統合ソリューションを連携、異なる音声端末同士の通話が可能に

株式会社理経は、日東通信株式会社のIP電話ベースの音声統合ソリューション「LEGASiP Mini」と、理経が取り扱うsXGP対応の小型無線装置を連携したトータルソリューションの提案を開始した。

「LEGASiP Mini」は、既存の固定電話や携帯電話、トランシーバといった異なる通信方式間の音声通話を可能にする、音声統合ソリューションだ。

理経と日東通信がsXGP対応無線装置と音声統合ソリューションを連携、異なる音声端末同士の通話が可能に
「「LEGASiP Mini」」

理経が扱う小型無線装置は、PHS用1.9GHz周波数帯を利用した通信方式であるsXGPに対応しており、携帯電話を利用した内線電話網を簡単に構築でき、データ通信やSMS(ショートメッセージ)の送受信も可能する。(トップ画)

この二つのシステムを組み合わせることで、災害現場など緊急時に自治体で活用されているトランシーバと、普段使用している携帯電話を繋ぐ内線ネットワークの構築を実現する。既存の防災システムとの連携も可能で、防災行政無線による放送や、トランシーバと携帯電話への一斉同報など、連絡手段を多様化させることが可能だ。

理経と日東通信がsXGP対応無線装置と音声統合ソリューションを連携、異なる音声端末同士の通話が可能に
「LEGASiPmini」と「sXGP」の接続構成図

その他の特徴は、防災無線スピーカによる放送が可能なほか、トランシーバや携帯、構内放送など、つながっている端末すべてに状況を一斉告知可能である点だ。また、IP電話(VoIP)と異なり、パケットロスがなく、スマートフォンのバッテリーを消費するアプリケーションの起動も不要だ。

利用シーンとしては、「災害発生時のトランシーバと災害対策本部の電話間の通話」「災害現場での内線網の構築」「災害現場の状況を撮影した画像の災害対策本部への送信」「携帯の電波が届かないエリアの工事現場や工場内での音声連絡ツールとしての利用」などが想定されている。

今後理経と日東通信は、自治体や消防、工事現場、工場など、音声通話・データ通信システムの構築が必要とされる分野に向けて、それぞれの使い方に合わせた提案を行う予定だ。

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