HPE Aruba Networkingは、無線トラフィックの容量を向上させたWi-Fi 7対応のAP(アクセスポイント)「HPE Aruba Networking 730シリーズアクセスポイント」を発表した。
今回発表された新たなAPは、HPE Aruba Networking Centralによって管理され、ZigbeeやBluetoothなどの幅広いIoTプロトコルに対応する内蔵ハードウェアや、USBデュアルインタフェースを提供する。
UTBフィルタリングにより、5GHz帯と6GHz帯の隣接チャネルでの干渉を回避するため、両方の帯域を同時に使用することができる。
新しいWi-Fi Location規格を採用することで、Location-Awareサービスが改善。1メートル以内の精度を実現し、リアルタイム、没入型、産業用ユースケース対応を強化した形だ。
また、IEEE 802.11az規格サポートにより自己位置情報検出が可能。さらに、全地球測位衛星システム(GNSS)レシーバおよびフロアレベルマッピング用の気圧センサを搭載した。Bluetooth Low Energy(BLE)5.4に対応するため、双方向のIoT位置データを取得する。
また、ネットワークエッジに導入するカメラ、モータセンサ、エネルギーセンサ、モーション検知器などのIoTデバイスの増加に対応する、セキュアな接続プラットフォームを提供する。
AIのトレーニングや推論に必要とされるデータの供給源であるIoTデバイスからのデータを、取得・保護・転送・活用し、AIデータレイクを構築するにあたって、350を超えるHPEのテクノロジー・パートナーとのエコシステムを活用できる。
これらのデータは、AIモデルのトレーニングに活用し、予知保全、デジタルツイン、パーソナライズされたユーザーエクスペリエンスなどのソリューションに実用化することが可能だ。
なお、「HPE Aruba Networking 730シリーズアクセスポイント」は、2024年7月に全世界で発売予定で、日本では、技適マーク取得後に出荷を開始する予定だ。
これはライフタイム限定保証付きで、HPE Aruba Networking Central経由で管理される。HPE Aruba Networking CentralはスタンドアロンまたはHPE GreenLake(NaaS)サブスクリプションで利用でき、HPE GreenLake Edge-to-Cloudプラットフォームを通じて導入することが可能とのことだ。
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