エスカレータは、故障などにより長時間停止が発生すると利用者の移動に影響を与えることから、故障発生を抑制する高品質なメンテナンスの提供が求められている。
また、流通業などの施設では、メンテナンスが夜間に行われることもあり、建物管理者の立ち会い時間の削減などが求められていた。
こうした中、三菱電機ビルソリューションズ株式会社は、三菱エスカレーターリモートメンテナンス・リモート点検契約「ES-REMO(エスリモ)」を、2024年6月27日に発売する。
今回発売された「ES-REMO」は、従来同社が提供している「遠隔監視」機能に、「遠隔点検」機能を追加した保守サービスだ。
「遠隔点検」の主な特長として、エスカレータ内に新たに設置したセンサや通信機器などにより、ブレーキ・モータ・制御盤・手すりなど、各機器の運行状態を常時点検する。
また、機器の劣化や異常音などのわずかな兆候を、故障に至る前の「変調」データとして自動収集する。
この収集した情報を活用することで、専門技術者が適切なタイミングで計画的に調整・手入れすることが可能だ。
なおオプションとして、上下部乗場の「くし」の取り付け状態や破損の有無を、「カメラ画像」で確認することも可能だ。
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