内田洋行ビジネスITフェア2024

NTTと中華電信、IOWN国際間オールフォトニクスネットワークを開通

日本電信電話株式会社(以下、NTT)と中華電信股份有限公司(以下、中華電信)は、基本合意書に基づき、双方のオールフォトニクス・ネットワーク(以下、APN)を用いて、中華電信のデータセンタからNTT武蔵野研究開発センタまでの通信を開通した。

国際間APNの開通にあたり、NTTは、NTT武蔵野研究開発センタから日本国内の海底光ファイバー陸揚げ局まで、中華電信は、そこから台湾の陸揚げ局、桃園データセンターまでのAPNを構築した。

これにより、約3,000kmの長距離を片道約17msecの低遅延かつゆらぎのない安定した通信が可能になった。

NTTと中華電信、IOWN国際間オールフォトニクスネットワークを開通
国際間APNのネットワーク構成

なお、この国際間APNは、100Gbpsの光パスで実現している。通信品質試験を行った結果、遅延は片道で16.92msecで、遅延ゆらぎはほとんどなかったのだという。

今後両社は、この国際間APNを用いて、グローバルレベルでのIOWNビジネス展開を推進する予定だ。また、「NTT R&D Forum 2024」などで同APNを用いた各種デモンストレーションを展示するとしている。

また、両社の協力により、日本と台湾に拠点を置く半導体分野などの製造業を中心に、被災時のBCP対策としてのデータバックアップやレプリケーションサービス、大規模言語モデルなどを提供予定だ。

さらに、NTTは2025年大阪・関西万博NTTパビリオンデーにおいて、「超歌舞伎〈CHO-KABUKI〉Powered by IOWN『今昔饗宴千本桜 Expo2025 ver.』」の公演を計画しており、同国際APNの活用も検討しているとのことだ。

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録